こんにちはファイブワンの浅井です。もう少しでイタリアに行きます。イタリアはもちろん好きなんですが、何がイヤかって、飛行機に乗っている時間。約半日(12時間)軟禁状態って・・。それ以外はかなり楽しみです。ちなみに、アリタリア航空のホスピタリーの低さにはもう慣れてます。嫌いじゃありません。
現在、タイトなダブルブレストスーツを作ってます。※写真はガブリエッレ・パッシーニ@雑誌LEON
採寸やピン打ち、体型補正をアップしてみます。
まず、ヌード寸を測ります。総丈や上胴を始め、アームホールやオーバーバストも測らせて頂きます。
次にゲージ服を着用し、より細かくサイズ・シルエット調整をします。
まず、パンツ。
丈(股下の長さ)を決めていきます。今回は、テーパードっぽくしたいと思います。裾を極端に細くし、ダブルに折り返して、
ノークッションでスニーカーやサンダルにあわせたいと。
よって、くるぶしが半分見える位置に決めました。
次に、パンツの幅です。丁寧にピンを打っていきます。結果、ゲージパンツから、裾幅はマイナス4センチに決め、つながりがいいように、膝幅マイナス2センチ、十字ワタリ(太もも)をマイナス1センチで決定していきます。さらに、軽さ、モダンさを出すために、股上を2センチ短くしてローライズ風にしました。
続いて、ジャケットのシルエットを決めていきます。下の写真は、中胴=ウエストをつめているところです。
ダブルブレストはボタンを留めた時にシワが入るくらいタイトが好みなので、1周でマイナス2センチつめました。シングルであれば、特につめなくてもちょうどいいんですけど。
下の画像の三角州は、いかり型の象徴なので、いかり肩補正を1センチ程度入れます。それに加え、背中心に少し余りがあるのでそれも補正いれました。
胸が開くのが多少気になるので、ハト胸補正も少々。
全体的にタイトで仕上げてきたので、袖筒幅も1センチ削ります。
細かく説明させて頂くと日が暮れてしまいますので、本日は、このへんで。
御質問、御相談があればお気軽にお問い合わせください。
ファイブワンのオーダーは、ゲージ服を用いるパターンオーダーですが、ファイブワンファクトリーが一体となっておりますので、多くの融通がききます。「これだ!」と思えるサイズ・シルエット・補正を見つければ、お客様専用のパターン(型紙)としてストックしておりますので、次回以降のオーダーは、よりスムーズです。
◆GOLD LINE ダブルブレストスーツ 88,000円(+3,000円) @FIVEONE
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