ファイブワン裁断の寺嶋です。
今回は生地の柄合せについて詳しく説明します。
今年は、例年に比べて「格子柄」が多くなったような気が致しますが・・・流行もあるのでしょう。
ファイブワンファクトリーでは、格子柄・ウインドウペン・ストライプ・・・などの柄物は「手裁断」を手間暇かけて行います。
勿論!地の目を合わせることも忘れません。
(オーダー)スーツの出来えを大きく左右するのが裁断=地の目合わせ+柄合わせなのです。
綺麗な柄合わせは、ファイブワンの大きなこだわりのひとつ。
テレビのニュースキャスターが地の目の綺麗なスーツを着ていると、見ている側も気持ち良いモノ!第一印象もとても良いですね。
=生地の柄合わせについてポイント=
スーツやジャケットの生地には大きく3つに分けて、無地、ストライプ柄、格子柄とあります。
無地とストライプ柄はCADで型入れしたデータを自動裁断機(CAM)に転送し裁断をします。 無地については柄がないのでそのまま完全裁断をすることができます。
ストライプ柄については、きれいに左右の柄を合わせるためにCADの型入れの段階で余裕量をつけています。前身、身返し(ラペルと内ポケットの部位)、背中とパンツのパーツについては、「赤外線レーザー」を台にあて光線とストライプ柄の線上をずれないように合わせ直し、手で裁ちなおしています。
裁ちに使うのは裁断用のはさみだけでなく、「丸刃」というカッターも使います。丸い形のカッターの刃を、裁ち目に合わせ、回転するようになっています。
前身 ほぼ真ん中の位置においてダーツを中心に合わすことで腰ポケットの柄も左右対称になるようにします。
身返し ラペルは上衣の顔となる部分なので柄が右と左で合うように特に神経を使いバランス良く縫い上がりを計算して合わせていきます。
背中 背中の中央の縫い合わせた時にストライプ柄の巾に合わせて縫い合わせても同じ巾となるように合わせていきます。
パンツについても前身と後身があります。これもまたほぼ真ん中を赤外線レーザーで合わせますが、特に前身の小股の位置、後身の尻ぐりの位置の柄合わせに注意して裁っています。
格子柄についてはすべて手裁断となります。縦柄だけでなく横柄まできれいに合わせるにはやはり人の目と手が必要で、自動裁断機(CAM)にはできない仕事となります。
休日に外出した時に、まわりの人が着ている服が気になり、柄がきれいに合っているかなとついつい目で追って見てしまいます。軽い職業病かもしれませんね(笑)。
今日のスーツコーディネートはどうですか?
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