前回までのCAD室のブログ
以上がCADの補正についてです。
今回は型入れについてです。
お客様それぞれの補正を1着ずつ入力できましたら、それらを裁断機、通称CAM(詳しくはこちら)で自動裁断できるように型紙をパズルのように型入れしていきます。
生地の巾と長さを設定し、その長方形の中に型紙のピースをはめていきます。
その時にピースの型番や形、3釦段返り、2釦、ノッチ、ピーク、サイドベンツ、センターベンツなのか、ポケットの形状等、ディテールに間違いないかをチェックします。
多い時期には1日にオーダーで60着以上の型入れをしますので、瞬時にこの時点で間違いが無いようにきっちりチェックしなければいけません。
そして生地の用尺が少なくなるように密度を80%以上にピースを型入れしていきます。
型入れできましたら、それを紙に実物大にプリントアウトします。
大体スーツの表地と裏地の1着の印刷に8分かかります。
ということは、1時間に7着しか書き出すことができないので、スムーズに途切れないように仕事をしていくことが大切です。
型紙を印刷した物をマーカーと呼びます。
そしてこのマーカーを取引先から送られてきたオーダー表の寸法と補正内容に間違いないかを、コンピューター上だけでなく、実際にも1着ずつ測って確認をおこないます。
今日のオーダースーツコーディネートはどう?
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