今年も冬の寒さが厳しいですね!!!
大阪府枚方市というところは比較的温暖な地域です
ファイブワン・ファクトリーのものづくりについて、まずおさらいしておきますね
オーダースーツは一着一着の型紙が違います
脇縫い・肩地縫いの工程で脇回りとショルダーラインが出来上がります
ブリティッシュなスーツでしたら、肩パットは1.5cm以上になったりもします!
スーツのラインの美しさですが肩回りは重要です
ファイブワン・ファクトリーでは
【ベテラン職人のノウハウと技術を若手に継承する養成スクール】を開催
そこで毎月さまざまな勉強しておりまして・・・(洋服好きにはたまらない)
肩パッドなどの副資材の知識もそこで勉強して、スーツ作りに活かしております
お客様のお気に入りの一着は、それぞれにショルダーラインがあり
スーツの顔とでもいうべき部分です!
是非、一度確かめてご覧ください
ということで・・・・
今回は縫製担当の国分と島崎が、【脇縫いと肩縫い工程】を紹介します
社内では合わせて【脇肩】と呼んでいます
前返し工程でクセとりした前身の毛芯に肩パットを縫い付けたあと、後ろ身(背中のパーツ)と左右の脇を縫い合わせるのが脇縫い工程です
この脇縫いでウエスト寸法が決まります
お客様からの指示とおりの寸法で補正し裁断されたサイズがジャストであれば決まった縫い代で縫えばよいのですが、生地によっては微妙に伸び縮みし、ウエストの上がり寸が大きくなったり小さくなったりします
ですからここでは、生地の具合を見ながら1着1着、手作りのオリジナルゲージを使い、調整して確認してから縫うという、ひと手間をかけて仕事をしています
縫ったあとは裏からアイロンで縫い代を押さえる脇割りという作業です
次に、脇の裏地縫いをしてさらに脇裏アイロン、そしてジャンプミシンで裏据えをします表生地がつれないように、裏地にゆとりを持たせて据えていきます
引き続いての肩縫いは、前身と後ろ身の肩線を縫う工程です
ここでは、イセの入れ具合で良し悪しが決まります。肩線の長さは前身と後ろ身では、前身が短く後ろ身が長く設計されています
後ろ身の肩線を前身の長さの中にバランスよくイセ込んで縫い、地の目が少し弓なりになるようにアイロンをあて、前肩になる型を崩すことなく次の衿つけ工程に渡していきます
仕立て映えがして
デザインに古さを感じない
長持ちするスーツ
鍛え抜かれた職人の技術により実現できる、技なのです
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