ファイブワン 縫製組立担当 堀井
【衿つけ工程】とは
衿(エリ)はスーツ/ジャケットの顔であり、一番目をひくパーツと言っていいかもしれません。そのスーツの顔である衿のゴージラインの印象を決める工程ということで、ミリ単位、一針単位で気をつかいます。
そして、ワタリ地縫いがおわり、地衿をジャンプミシンで止めます。この時、衿は型紙上、身頃の衿つけ線より少し大きく作られているので、その分、少しイセを入れて止めます。これがなかなか難しく、オーダーメイドなのでひとつひとつちがうのですが、「表地の素材」や「衿芯の種類」、地衿が「カラークロスか共地か」によっても、やりやすさがかわってきます。これは次のアイロンの作業にも言えることです。
そしてジャンプで止めた衿をコの字型の特殊ミシン(年代もの!)で止めつけ、ラペル折りと衿のクセ処理のアイロンです。
このアイロンによって、美しいのぼりの衿ができあがるわけで、時間をかけて丁寧に行います。
FIVEONE 【ファイブワン】 オーダーメイドシステム
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