こんにちはオーダースーツのファクトリーブランド・ファイブワンです。
ここ数年、秋冬シーズンに放映されるテレビドラマ「相棒」を見る習慣がついてしまいました。
このドラマ、ストーリーはもちろんですが、水谷豊演じる主人公の杉下右京がなかなかいい味を出しています。
特にスーツや紅茶など、こだわりのある男の装いでお手本にされたかたもおられるのではないでしょうか。
その杉下右京がよく身につけているのがブレイシーズ。アメリカでいうサスペンダーですね。
日本語では「ズボン吊り」ということになります。それにしても、もうすこし美しい日本語にならないものでしょうか(笑)
さて、このブレイシーズですが、機能としては、トラウザーズ(スーツのパンツ)がずり落ちないように定位置に留めておくことと、立ったときにトラウザーズのクリース(折り目)がきれいに浮き出るようにすることが挙げられます。
ウエストを締め付けるのを嫌う紳士も多いようで、根強いニーズがあります。
しかし、残念ながら日本で一般的に売られているブレイシーズはクリップ式の簡単なものや帯の幅も細めが多い気がします。
本場イギリスのものはボタン式で、トラウザーズが微妙に上下に動く余地のあるものが選ばれ、自然な感じで身についてしまいます。ブレイシーズを使うために、トラウザーズの股上を2センチくらい長めに仕立てるなどという工夫もよく見られます。
ということで、おすすめのブレイシーズをご紹介しておきましょう。ブレイシーズの王道といえば、やはりアルバート・サーストンではないでしょうか。
ロンドンで1820年に創業したブレイシーズブランドの老舗アルバート・サーストン。
そのブレイシーズは帯の幅、色柄も豊富で好みのタイプが選べます。
このブレイシーズ、理想はトラウザーズに取り付けたら、そのまま外さずにドレッサーに仕舞うようにします。
すなわちスーツごとにブレイシーズがあるということ。長さをベストに調節したら、付けたまま使う。それが紳士の国の習慣なのでした。
現代日本では、時代の隅に追いやられた感のあるブレイシーズですが、正統派紳士の装いをひそかに楽しんでみるのもよいのでではないでしょうか。
ファイブワンのオーダースーツで正統なスタイルも楽しんでみてはいかがでしょうか。
お気軽にご相談ください。
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