今年、2011年もたいへんお世話になりました。
2012年もどうぞよろしくお願い致します。2012年1月、ファイブワン新春キャンペーンを行います。
「ゼニアファン」・「ドーメルファン」の方は、ぜひこの機会に、「ファイブワン製」のスーツをお試しください。
各キャンペーンサイトはこちら↓
各店舗の年始スケジュール↓
◇ファイブワン銀座本店 2012年1月5日?
◇ファイブワン大阪店 2012年1月5日?
◇ファイブワン神戸元町店 2012年1月8日?
2011年12月31日より、先行でご予約を承っております。キャンペーン対象商品には限りがございますので、お早めにお問い合わせくださいませ。
オーダースーツコーディネートメーカー↓
ファイブワンスタッフ一同
こんにちは。
ファイブワン縫製の田老です。
今回ご紹介する工程は、「前返し」です。
「見返し据え」の続きになります。
「前返し」とは、【見返し】と【前身頃】を表にひっくり返し、アイロンで形を整える工程です。
では、詳しくご紹介していきます。
まず、【きざみ】の位置から【見返し】の裾までの【前端】をアイロンで整えます。
この時に【ラペル】は正面から見たときに裏の生地が隠れるように、ほぼゼロに【身頃側】に控えます。
【返り止まり】から裾までを1ミリほど【見返し】側に控え、【前端】のラインが綺麗に縫われてることを確認しながらアイロンで整え、【前端】にステッチを入れる際に、ズレないように躾(しつけ)でとめておきます。
そして、もう一仕事。
【ラペル】を折り返したときに外回りになる【見返し】側にゆとりを入れます。
そうすることで自然な状態で美しいカーブで折り返ります。
このときに入れるゆとりは多すぎず少なすぎず、また生地の厚さや素材によって微妙に変えなくてはいけません。
最後に【前身頃】の立体感を出すために、【見返し】側からアイロンをかけます。
これは【ダーツ】やクセとりによって生み出された立体感を内側から持ち上げるようにアイロンをかけることで、より体にフィットさせます。
ここまでが「前返し」の工程になります。
完成はまだまだですが、こうして見ると、なんとなく仕上がりの雰囲気が見れてうれしくなります。
毎回、1着1着、スーツの仕上がりが楽しみです。
皆様こんにちは。ファイブワンの中吉です。
今日は一辺倒になりがちなコートの着こなしについて、どなたでも持っているであろうアイテムを使っての小技をご紹介いたします!
では早速、
※中吉私物
これを、刺しちゃいます!
基本的には薄めのグローブが良いかと。全体でみると、ワンポイントになりますよね!
それと、片手だけ入れてあげるのがポイントです。両手を入れてしまうと胸ポケットがパンパンになり「わざわざそんなとこに入れなくても・・・」っていう目で見られかねません! あくまでもさりげなくです。。
ちなみに、今年のグローブの流行は時計が見えるくらいの長さで、薄めのタイプです。
是非、参考にしてみてください。
こんにちわ。
公私ともに忘年会に追われているファイブワンの浅井です。
ご存じの通り、ファイブワン銀座本店は、【ファイブワン 銀座さら双樹】という飲食店を併設しておりますので、連日、師走のにぎやかさを感じております。さら双樹のコンセプトが、『銀座の隠れ家』なので、適度にワイワイしつつ、それでいてゆっくり楽しめるスペースとなっております。ちなみに、ファイブワンのお客様には、いつでも特典がありますので、ご予約時に「ファイブワンの・・・」とお伝えください。
さてさて、お仕事帰りに、デートや飲み会やイベントに行く際、そのスーツ・ジャケットにワンポイント施すことで、ビジネス(オン)仕様から、プライベート(オフ)仕様にすることができます。
そんなアイテムのひとつが言わずと知れた、「ブートニエール」。
◆ストラスブルゴのブートニエール
ここ最近、ブートニエールがここまで大人気になったのは、イタリアのスーツファクトリー【ラルディーニ】が、それを現代風にアレンジし、自らのアイコンにしたから。ラルディーニが火付け役となり、このようにブームになったわけです。今でこそ認知されていますが、ぼくが最初にブートニエールをしていたら、「えっ、浅井さんて募金とかされるんですね!」と、女の子から本気で感心されたものです。※赤い羽根募金と間違えたみたい笑
このブートニエールの勝機はアイディア。つまり、作り自体は単純なので、工夫次第で様々なパターンを自作できます。
◆1月からファイブワンの仲間になる矢澤さんから頂きました。裏は、「ボタン」で出来ております。
ちなみに、通常、衿穴(エリアナ)は「ネムリ半メス仕様」といって、半分だけ開けます。その方が、お花をさしたり、社章なんかをつける場合に、左右に動かず、安定しますので。
ところが、こちらのボタン用を頂いちゃったので、「メス全開仕様」のスーツを作ることにしました。
それが、下記のスリーピースです。
個人的な好みですが、ネクタイとチーフとブートニエールの3点セットは、やり過ぎな気がするので、ぼくは、いつもどれかひとつを削ります。
◆GOLD LINE 【ブラウン】 スリーピーススーツ 105,000円 @FIVEONE
◆シャツ 15,000円 @バーニーズニューヨーク
追伸・このブラウンのスリーピースのパンツ、ボタンフライになってます。正直、忘年会シーズンはきついです笑
今日の飲み会、スーツコーディネートどうする?↓
今回はプレス担当藤田が、【仕上げプレス】についてお話します。
「ファイブワン製」のオーダースーツをご愛用頂いている皆様に、是非とも知って頂きたい事があります!
それは、『着すぎてくたびれたスーツもプレスをすれば蘇る』という事です。蒸気をあてることでくたびれていた生地が生き返り、パーツ毎でもう一度新品時の型を教え込むで、スーツが蘇るという訳です。これは、ファイブワンファクトリーが誇る技術の1つです。
まず、スーツを長持ちさせる基本は、1日着用したら、1日は休ませること。
ファイブワンでは、オーダースーツをお客様にお渡しする際に、必ず前肩ハンガーとボトムハンガーをおつけしております。ジャケットはそのハンガーにかけて、パンツはボトムハンガーにつるすことで、より良い状態で保たれ、しわものびます。
これから説明するプレス工程では、縫製で縫い上げた服(スーツ)をより美しく保ち、また、着心地の良い服(スーツ)にするために、各パーツ毎に専用のプレス機とアイロンを使い、職人が手作業で行います。
真に匠の技がここにあり、プレス職人が真心を込めて仕上げていきます・・・
プレス機は、前身用・袖用・回り用・背用・衿用がありそれぞれに合った形状をしています。
仕上げプレスの仕事は、プレス機を使用する作業とアイロンを使用する工程に分かれます。
まずは、それぞれ専用のプレス機で肩から袖・胴まわり・袖ぐりの形づけをしていきます。その後、手作業でアイロンを使い、裏地のシワ取り・プレスあたり消しをしていき、その次に、衿周り・ラペル部分・上衿部分・ネック周りの仕上げをプレス機、アイロンの両方を使用して仕上げをします。
オーダースーツの場合は、プレス工程を行う前にまずは、肩巾・着丈・袖丈等の寸法チェックから行います。そこから作業ごとに寸法のチェックをしながら作業を進めていきます。これはプレス機で熱が加わることで、寸法の変化を把握するためです。
そして袖の形状・胴回りのボリュームとまるみを持たせる作業をします。ファイブワンスーツの特徴である立体感と、着やすさを考えた作業になります。
また、衿回りの仕上げをするときには、「上衿ののぼり」というのですが、上衿が首に吸い付くような仕上げをします。このような仕上げをしないと「衿がぬける」と言うのですが、スーツ(服)全体がはだけた様になり、非常にかっこ悪く、また着用しにくいスーツ(服)になってしまうのです。
ラペル部分は、ゴージから自然に折り目がロールしていくような仕上げをしていきます。
常にお客様の着用している姿を考えながら、出来るだけ着やすくて、そして見た目に美しい品物になるようにと考えて、プレス作業を進めております。
◆肩プレス
◆仕上げアイロン
◆衿・ラペル仕上げプレス
◆各パーツ毎のプレス機
そんな今日のスーツコーディネートはどんなかんじ?↓
こんにちわ。心からご無沙汰です。ファイブワンの浅井です。
今日は、ファイブワン内で密かにはやったアイテムを軽く御紹介致します。
【Cruciani(クルチアーニ)for 3.11 チャリティーブレス】
クルチアーニは、1966年ペルージャで創業のMaglital社が作る、高級カシミアニットコレクション。縫製はもちろんのこと、紡績や染色まで自社内で完結するクルチアーニは、新素材の開発にも熱心だそうです。そんなクルチアーニが、東日本大震災の復興支援のためのチャリティブレスレットを作りました。販売店舗も、数も、限定ということでした。ちなみに、このブレスレッドは、日の丸からインスピ レーションを得たそうで、売り上げは被災地の復興支援のために全額寄付されるということ。
肝心の装着画像は、たぶんこれ(ニットの上に、さりげなくワンポイントで)が正解。
※画像は大阪店の藤原
とはいえ、僕も着用してみる。
まあ、ブレスレッド自体がシンプルなのでスーツスタイルに装着しても、特段悪くはないと思います。また、日の丸から感化されたデザインとはいえ、ハートということもあり、通常時、シャツ袖・スーツ袖で隠れてもらっちゃって一向に構わないので、手首に巻きました。よって、そこは問題なし。
ただ、大きな問題は、(ハート)をどちらに向けるべきか、どちらが正解かということです。
そう、相手に向けるか、自分に向けるか。
社内では、僕を除いて、みんな(ごく自然と)相手に向けていました笑
その結果だけ見ますと、とりあえず、僕がマイノリティ決定。
何気なく装着したところに、思いっきり性格判定されるトラップを仕掛けられていた気分です。
皆さんならどう装着しますか?
自然と、相手に無償のハート(博愛)を注げる大人になりたいです。
スーツ・ジャケットのおともに、何かワンポイントでシャレが入るとお洒落です。
皆さまも、そんなアイテムを見つけたらぜひ教えてくださいね。
今日のスーツコーディネートはどんな感じ?↓
皆様こんにちは。
ファイブワンの中吉です。
早速ですが、オーダーメイドでスーツを仕立てる方の中で、ファイブワンのお客様はこだわりを持たれたおシャレなお客様が特に多いように思います。「ファイブワンパーソナルオーダー」は、追加料金なくディティールまでお選び頂けるために、こだわりを持って頂けるようです。とてもお詳しい方もいらっしゃるので、われわれフィッターも日々勉強・研修を怠れません。
しかし、「木を見て森を見ず」ではないですが、意外に大切なところが見過ごされている仕様があります。
それを今日はご紹介させていただきます。それが「袖付け」。
衿巾やステッチ巾を気にされるのに肩は(袖付け)ノーマル(割り)を選択される方が多いです。スーツではラペルに次いでショルダーラインというのは洋服の個性を出す上でとても大切な要素となります。そのショルダー1つでそのスーツに主張を持たせることもできます。
では、早速見ていきましょう!
基本的に袖の付け方には三つあります。
※割り袖
一番ベーシックな形かと思います。どんなシチュエーションにもマッチします。
※差し込み
この付け方にすると、なで肩に見えるようになります。シャツ袖、雨降らし袖(マニカ ・カミーチャ))がこの差し込みになります。印象はカジュアルになります。体系の特徴にいかり肩がある方はこの袖付けをチョイスすれば、少し優しい印象になります。
※袖高
コンケープドショルダーです。この袖にするといかり肩っぽくなります。さらにパットを厚くするとよりいかり肩になります。これは、「自信」の表れを服で表現することができます。
前半にも書かせていただきましたが、洋服・スーツにとってショルダーは印象を決める上でとても大切な要素です。
オーダーメイドであればなおさらこだわれるポイントです。
是非参考にして下さい!
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
今日のスーツコーディネートはどんなかんじ?↓
こんにちは。ファイブワンの藤原です。
今年も後わずかですね。お休みの予定はいかがでしょうか?
ファイブワン全店(大阪・銀座・神戸)での年末年始のお休みを頂きます。 お休みの日程が異なりますので、各店にお問い合わせ下さい。
さてさて、本日のブログは「ウールタイ」に注目したいと思います。FIVEONE【ファイブワン】でもウールタイの取り扱いをさせて頂いております。
FIVEONE【ファイブワン】 @8.900 Made in Italyby ALBY
シルクタイと比べ使用時期が限られますが、冬のコーディネートの幅を広げてくれます。 見た目もシルクとは違い、温かい印象を与えてくれます。フランネルスーツとの相性がバッチリです。
裏にさりげなくFIVEONEのロゴが入ってます。
ネクタイも非常に大切なツールです。
シチュエーションによって、不適切な柄などもありますし、スーツ・シャツとの合わせ方などで印象が凄く変わります。FIVEONE【ファイブワン】ではスーツ御注文時、または納品時にもご提案をさせて頂きますので、お気軽にご相談下さいね。
少しでも参考にして頂けたら幸いです。
今日のスーツコーディネートは???↓
藤原 愛之
こんにちは。ファイブワンの藤原です。
先日もSNAPをレポートさせて頂きました。
URL http://www.fiveone-m.com/blog/11/12/08145401fiveonesnap.html
今回は「チェスターコート」をメインにSNAP2 をお伝えしたいと思います。 本題に入る前に「チェスターコートの歴史」を簡単に紐解いてみましょう。 チェスターコート【正式にはチェスターフィールドコート】は英国のチェスターフィールド伯爵が最初に着用したことがこの名の由来。 上衿(ウワエリ)ベルベットを使用し胸に箱ポケットと両脇にフラップ付きポケットをつけ、ウエストをやや絞ったシルエットのコートのこと。
先日お客様で上衿をベルベットにされた方のコート写真です。
FIVEONE【ファイブワン】 チェスターコート Harris Tweed SCOTLAND Wool 100% 400g
さて、本題に戻りましてSNAPにいきたいと思います。
※着丈までは確認できませんが、ノッチラペル、腰フラップ有りのチェンジポケット付のチェスターコート。 エリを立てることに寄り、オシャレ度アップです。
※コートですが、スーツ地に近いものです。軽さはありますが、寒さを凌ぐには厳しいかも知れません。 着丈はヒザ上で、爽快感があり有名各ブランドにおいてもヒザ上丈で今季多くリリースされてます。
※テイストは少し変わりますが、ベルベットのコート。ダブルでピークエリ。モード寄りのコートですが、ベースはチェスターです。 ベルベットという素材は高級感が増しますね。
※ダブルのチェスター。アウトポケットでカジュアル感がありまが、テーラードテイストを残しつつ、気になるコートです。
スーツもコートもですが、時代によって着丈やデザインが変わりますが、ベースは変わりません。
FIVEONE【ファイブワン】 では目先の1年2年で着れなくなるデザインスーツやコートはあまりお勧めしておりません。 少しでも愛着を持って長く着て頂くこと…。それをモットーにしております。
とはいえ、オーダーメイド!何でもご相談下さい。
細かくお話しさせて頂き、納得のいく洋服をFIVEONE【ファイブワン】で作りましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
今日のスーツコーディネートは?
藤原 愛之
こんにちは。ファイブワンの藤原です。
10月に作成しましたファイブワンのリーフレットについて書こうと思います。その中で使用されている写真にはもちろん意味があります。
実は、初稿を提出した時様々な意見がありました。
「インド??」 「何でこの写真??」 作成した私にとっては意味合いがありましたが、やはり写真1つで訴えることは難しいですね。 具体的に説明してみます。
まずは、撮影場所は、イタリア・フィレンツェのアルノ川!有名なポンテ・ヴェッキオ橋から少し歩いた所です。
※グーグルアース転用
ピッティを訪問し一旦ホテルに戻り、夕暮れにファクトリーの二十二(にそじ)と散歩している時に撮影しました。その時は何も考えす撮った写真ですが、後日確認するといい写真でした。 何かに使えないか考えてた所、リーフレットを一新することになり、どうしても使いたいと思った次第です。
そして肝心な意味合いですが、うまく伝わらないかも知れませんが・・・、書かせて頂きます。 イタリアでは洋服(スーツ)文化の歴史が日本と比べ、圧倒的に長いです。昔ながらの縫製、いわゆるハンドメイドが当たり前の時代、人間が作り出すスーツは、左右が少し違って当たり前。そもそも、それがスーツを仕立てる上でのいわゆる「アジ」と理解されています。 日本においては左右対称が基本中の基本。非対称であれば、もちろん納品できませんね。端的に写真の意味合いを言うとすれば「本来の伝統的なハンドメイドスーツは左右非対称。そのことを、水面に映る建物をスーツに置き換えて表しました。」ということになります。
説明下手ですが、少しはご理解頂けましたか?笑
日本とイタリアにおける文化の違いや、ライフスタイルには全く異なることが沢山あります。 例えば建物。近代的なビルなどはなく、昔からある建物を大切にしている。地震が多い日本においては難しいかもしれません。 そのような文化から「感性」の違いがでてくるのかも知れませんね。同じ1日24時間だとしても、流れるスピードだったりと、何かが違います。 日本でいう京都みたいな所。年に数回京都に行きますが(今年は行ってない…)京都時間ってものがあるみたいに…。 ゆっくりと時間が過ぎていくライフスタイルでは、違った観点で何もかも考えが変わるかも知れませんね。
またまた、話が飛びましたが、「日本人である以上は、Made in Japan」ということもありますが、伝統的な縫製と先進性のあるスーツを 日本からイタリア・イギリス(海外)に発信できたらと思ってます。まずはFIVEONE【ファイブワン】というスーツを日本の方に着て頂きたい。
そして、近い将来、日本のスーツ文化=ファイブワンという存在を目指しております。
少しでも参考になれば幸いです。
今日のスーツコーディネートは?
藤原 愛之