こんにちは、2度目の登場、ファイブワン・ファクトリーの仕上げプレス担当の藤田です。
今回はファイブワン・ファクトリーで仕上げに使っているプレス機について、少し詳しくお伝えしたいと思います。
その前に、少しプレスのご説明を致します
お客様のオーダースーツは、着用されているうちに、形が崩れたりしていませんか?
そんなオーダースーツを、ファクトリーにプレス仕上げをご依頼頂ければ新品同様に綺麗になります。最近は少しずつ、オーダースーツのお客様を中心にメンテナンスをされる方が増えております。1着のスーツを永く大事に着て頂けることはうれしいことです。
ファイブワン直営店の店舗にて承りを致しておりますので、「プレス仕上げ」をお試し下さい。
さて・・・
12月20日のブログではプレス機には、前身用、袖用、肩回り用、背用、衿用がありそれぞれに合った形状をしていますと説明しました。
実際にはさらに、前身や肩回りには左(上前)用と右(下前)用に、袖では上袖用と下袖用と分かれているのです。
肩回りのプレスについては、縫製工程内でも同様のプレス機を使っています。左肩と右肩と左右対称のプレス機で地の目を注意しセットし押さえます。
ファクトリーの特徴である前肩にゆとりのある作りの大切なポイントでもありますので、縫製でクセ処理された形状をきれいに仕上げるために肩のプレスの工程ではトップにこのプレス機の作業を行います。
袖のプレスはカーブの形状があるものを使います。まずは、手前のプレス機で下袖(内袖)側をあてカーブに添うように3?4回少しずつ動かしてプレスしていきます。次に山袖(
外袖)側をカーブにそうように同様に少しずつ動かしてプレスします。それを左右の袖に対してしますので、袖だけで12?16回はプレス機で押さえることになります。
各ブランド・ショップ様にも春夏SSのバンチブックが出揃い、ファクトリーに春夏SSのオーダーの生地が数多く届くようになりました。
いよいよ春夏SSオーダーの季節の到来と感じています!
こんにちは、ファイブワンの矢澤です。
いよいよ2012年春夏のオーダーが始まろうとしています。 銀座本店にもドラッパーズのバンチが入荷してまいりました。
ドラッパーズはキ―トンやアットリーニ他へ服地を供給しているマーチャントです。
イタリアのサルトリアでは『ビンテージのファブリックか、さもなくばドラッパーズのバンチから選べ。』といわれるほど高く評価され続けています。
わたくし個人的にはジャケット・パンツスタイルが好きなので、ついつい目がいってしまいます。
※JACKET
◆JACKET&SOLARIE
◆ESTATE IN SETA E LINO
ペイン柄を加え、多彩になったソラ―ロなど、どれで仕立てようか迷ってしまうほど楽しいです。盛夏にも対応できるジャケット生地やコットンのセットアップにも良さそうな服地など豊富にコレクションされています。
またドラッパーズ社の社長ドメニコ・ローリ氏がセレクトした1シーズン限りの特別なバンチには トレンドを意識した、モダンなチェック柄もおさえつつ、SUPER180'Sとシルクで織られた、ため息の出るような美しい服地もありかなり通好みの内容です。
◆LOLLI SUGGESTION 20112SS(ローリサジェスション 2012SS)
◆MOHAIR
ご存知の通り、日本の気候にはモヘヤ混が最高におススメです。 ジメジメと暑い中でモヘヤのもつシャリ感と復元力に加え、ウール地に光沢感をプラスしてくれます。非常に過ごしやすいです。
仕事、遊び、旅行、出張、ゴルフ、などなどドラッパーズはすべてのシーンに対応出来る非常に魅力あるコレクションということがわかりました。
お気軽にお問い合わせください。
矢澤 大作
みなさん、こんにちは
ファイブワン・ファクトリーの河原です。
私の回もこれで3回目です・・・(少し慣れてきた感が)
先日の土曜日のお話ですが、ファクトリーでスーツ研修会が開催されました。
この時期、春夏スーツ・ジャケットの出荷が最盛となり、そろそろ冬物オーダースーツのご注文を頂くことも減ってきています。
そのような時期ですので、ちょうどスーツ研修会がタイトに行われております。
・・・と申しますのは、ショップでの春夏オーダー受注会が2月25日頃から
スタートになり3月に入りますと私たちもオーダースーツと秋冬物の商品が重なり
あわただしくなるのです。
◆スーツ研修会
今回は、型紙の勉強をするグループと、腰ポケットを作るグループとで行いました。
私は腰ポケットの方に参加をしました。
講師には、表ポケット作りを長年お願いしているベテランの職人さんに来て頂きました。
最初は腰ポケットのフラップ作りからです。
オーダースーツをご購入になる際に、ポケットなどの仕様を選択することが出来ます。
さまざまなポケットがありますので、職人さんも、それに対応して技術を習得しております。
表になる面を中に合わせてひっくり返すのですが、その時にゲージと呼ぶ、出来上がりの形に作った器材を使ってひっくり返します。そうする事できれいに素早く形が出来上がります。
フラップが出来上がったら、玉縁を作り、手前の袋布を縫い付けます。その後にフラップをはさみ込むのですが、最初に作った時にちゃんと柄を合わせて作っておかないときれいに柄が合わなくなってします。
今回は縞の生地で作ったのですが、私は、外してしまいました・・。
きれいに柄を合わせるために、ミリ単位で計算しながら作らないといけません。
いつもきれいに柄が合っているポケットを作る難しさ、職人さんの素晴らしさがよく解った研修になりました。
オーダースーツが1着できるまでの工程や、エピソードをこれからも紹介していきたいと思います!
皆様こんにちは。
ファイブワンの中吉です。
今日は、CANONICO(カノニコ)の2012春夏生地を紹介します。
説明するまでもなく、CANONICOはポピュラーですよね!肌触りがよく、光沢があり、プライスもGOOD!そして、奇をてらわない質実剛健な色柄!
だから皆様に選ばれるのでしょうか。
それではおススメの生地を紹介します。
ネイビー地にホワイト&レッドでトリコロールカラーになっています。 個人的に一押しです!かなりお洒落です。
トラディショナルですが、ブルーが入ることによって爽やかに見えます。
ブラウン&グレーで涼しげな生地です。
定番カラーですね。キッドモヘア混なのでパリッと仕上がります。 まさにサマースーツの王道でしょう!
ジャケットにいかがでしょう?リネンの混率が高いので 独特なくったり感がでそうです!
いかがでしたか?
まだまだ、他のおススメ生地も入荷していますので、 徐々に紹介していきます。
こんにちは。ファイブワンの藤原です。
先日お伝えしましたDRAPERS(ドラッパーズ)の取り扱いを本格的にスタートするにあたり、詳細をお伝えできればと思ってます。
2012SPRING&SUMMERとして入荷した基本バンチブックは5冊。全ての生地をご紹介するのは気が遠くなる作業ですので、ピックアップしてみました。
◆No.38 BLAZON SUPER140`s(ブラゾン) 250g 76種類 3シーズン
FIVEONE【ファイブワン】 ツーピース BLACK LINE @123.000
◆No.43 MOHAIR(モヘア) 200gから290g 48種類
FIVEONE【ファイブワン】 ツーピース BLACK LINE @123.000
近年ヨーロッパ市場に於いても人気のあるモヘア素材を3種類の品質でセレクト。日本の気候にも適した軽く爽やかな生地。
◆No.44 JACKET&SOLAIRE(ジャケット&ソラーレ) 240g?270g 42種類FIVEONE【ファイブワン】 ジャケット BLACK LINE @88.000から ツーピース BLACK LINE @123000から
※4DRAPERS
マーチャントならではの色味に多彩なバリエーション。ソラーロの色数が豊富。今季注目のブックです。
◆No.45 ESTATE IN SETA E LINO(エスターテ イン セータ エ リノ) 240gから290g 55種類
FIVEONE【ファイブワン】 ジャケット BLACK LINE @88.000から
3者混素材のグレンチェックから洗いをかけたカジュアルリネン、マドラスチェックetc。
◆No.46 COTTON&COTTON(コットン&コットン) 200g?440g 46種類 4シーズン
FIVEONE【ファイブワン】 ジャケット PLATINUM LINE @76.000から
トラウザーズ PLATINUM LINE @35.000?
カジュアル志向が高まる中、必要なコットンを厳選してセレクト。新しいカジュアルな着こなしを楽しめる。
他にもFIVEONE【ファイブワン】DRAPERS(ドラッパーズ)オリジナルブック 日本未入荷生地 FIVEONE【ファイブワン】 ツーピース BLACK LINE @123.000
こちらは改めて紹介させて頂きます。
いかがでしょうか?
DRAPERS(ドラッパーズ)独自の感性が研ぎ澄まされているライナップになります。 オーダーで新たなコーディネートで新たな自分を発見してみませんか?
是非是非、FIVEONE【ファイブワン】にお任せ下さい。 少しでも参考にして頂けたら幸いです。
藤原 愛之
こんにちは。ファイブワンの藤原です。
2012SSオーダーシーズンが始まりました。
それに加えて、今季より【DRAPERS(ドラッパーズ)】の取り扱いを本格的にスタートしました。
以前ブログでも解説をさせて頂きましたが、ご覧になられてない方の為に少し説明をさせて頂きます。
まず、DRAPERSとはイタリアメンズウェア生地のマーチャント。 世界中の産地から集められる素材に関しての知識が豊富で、伝統を重んじながらも現在のニーズを的確に察知するブランドです。CEOローリー氏。
昨年、本社に伺った時の写真を踏まえて説明します。DRAPERS(ドラッパーズ)はイタリア・ボローニャに本社を構えております。
この地から、世界に向けて発信しております。独自の感性で多彩な色彩が取り扱われています。
ファクトリー本社
バンチつりさげ
JK生地 注文を受けて1点1点切り出し、世界各国に輸出してます。
切り出し
FIVEONE【ファイブワン】では、このDRAPERS(ドラッパーズ)の生地を新たに加え、新たなコーディネートに取り入れます。
各店、バンチブックは到着しておりますので、お気軽にご来店下さい。 次回は、ブックについてのブログを書きたいと思ってます。
お楽しみに。
少しでも参考にして頂けたら幸いです。
藤原 愛之
新春のオーダースーツに仮縫い付をおススメしております。
このシーズンより、ファイブワン直営店にて、オーダースーツ上下 仮縫い付を 91,000 ~で展開します。
ファイブワン・ファクトリーの仮縫い技術は、直営オーダーサロンを設置している伊勢丹様より「本縫いよりも綺麗で芸術作品だ」とのご感想を頂いたほどです。
ということで
今回は、若手職人の本間が、オーダースーツの仮縫いについてご紹介いたします。
指導・監修:井関
オーダースーツのご購入の際に、お客様の体型にピッタリとサイズを合わせるために、50カ所以上の補正が可能な採寸技術によるゲージ服を着て頂いて、通常補正・体型補正・特殊体型補正の3つの補正を上級フィッターが行います。
今後も、そのオーダーメイドスーツのパーソナルシステムには変わりないのですが、
ファイブワン直営店のお客様から下記のようなお声を頂きまして、本格的な仮縫いのサービスを直営店においても開始することに致しました。
「長年オーダースーツをお願いしていたお店以外に、一度ファクトリーブランドのオーダースーツを試してみたいが、仮縫いがあれば安心して頼める」
「昔からオーダースーツを愛用している。既成服は服に着られた感じがするが、良いオーダースーツは服が体にくっついてくる。仮縫い付きであればもっと素晴らしいのではないか。」
それでは、仮縫いについてご説明いたします。
オーダースーツを御仕立てする際に使用する、サイズサンプルゲージを着用して頂き、そこである程度わかっている補正を仮縫いに反映させることで、より良いフィット感がうまれます。
それでは、採寸・補正し、オーダーされた後のスーツ上下仮縫い服の流れを説明します。
まずCADで補正内容の入力されたマーカー(裁断時に生地の上に乗せる、パターンのかかれた茶色い紙)を正確にチェックします。いくら丁寧に仮縫いをしてもオーダー通りに仕上がっていなかったらいけませんので、このマーカーチェックには細心の注意を払っています。このチェックの主な内容はモデル、寸法、仕様、線のつながりのチェックと、
CADでは行えない内容の手修正です。線のつながりは特にパンツのヒップからワタリにかけてを、よくチェックするようにしています。また手修正では左右違いの肩下がり、袖振りなどをよく行います。
裁断されたら、それぞれのパーツにきりびを打ちます。組み立てる時以外に補正時にも元になる線なので非常に重要です。
それでは先にパンツから
ジャケットもそうですが、パンツでは特に股下とウエストの寸法が正確でなければいけないので、組み立てる過程でしっかりと測ります。それと尻部のふくらみを作る為の後身のクセ取りとジップ止まり周辺の落ち着きを意識して作っています。
ジャケットは芯据え、肩入れ、袖付けをきれいにできるよう心がけています。
芯据えは身頃と毛芯の地の目を正しく、そして、前肩のボリュームを意識して行います。
肩入れは背身頃の肩のいせをうまく分散させ、前身の肩線と縫い合わせます。
袖も同じくポイントとポイントで、身頃よりも少し多い袖側の生地を縫い合わせます。
このようにして出来上がったものを再度、寸法、使用チェックします。
ほとんどが手作業であり、根気のいる仕事ですので、限られた数しか出来ません。お客様にとっては、「至福の一着」として満足していただけるようにと思いで、丁寧に作ります。
でもまだ「仮縫い」ですからね。
そして
出来上がった仮縫いのオーダースーツは、店舗へ出荷されお客様に仮縫い合わせを行います。
オーダースーツの仮縫い合わせでお客様にチェックして頂きたいポイントは
◇見た目の補正ヵ所
・上着の着丈(自分の身長や体形に合わしたバランスは、鏡越しに5メートル程離れて見て頂くと判断しやすいです)
・上着の袖丈
・上着の肩幅
・上着の袖幅
・上着のライン
・パンツの股上
・パンツの裾丈
・パンツのライン
◇着心地の補正ヵ所
・上着の胸廻りウエスト廻り
・上着の肩周り(腕を前後左右上下のすべてに動かして下さい)
・パンツのウエスト尻回り(座ってみて下さい)
・パンンとのヒザ廻り(歩いてみて下さい)
このような箇所を、チェックして頂きます。
これだけの、手間暇をかけてお仕立するオーダースーツの着心地は格別なものです。
ファイブワン直営店では、これまで仮縫いの取扱いをしてこなかったのは、
サイズサンプルゲージを着て頂いて、50カ所以上の補正を上級フィッターが行うというパーソナルシステムで十分に、オーダースーツの品質を高くしていくことが可能だからです。
「仮縫い」は、それを超える最高のサービスになります。
そしてなにより、ファクトリーのベテラン職人が若手職人に技術を継承する取り組みの一つであり、若手スーツ職人(経験3年以上)が1着丸縫いを出来るようになる為の育成プログラムの一環でもあります。
是非とも、お試し下さい。
オーダースーツに新しい価値を加えたコレクションがドーメルより発表されました。
<TROPICAL AMADEUS > トロピカルアマデウス
ドーメルの春夏定番商品であるトロピカルアマデウスがリニューアル。
フィニッシングを改良しさらにラグジ ュアリー感のある商品となっております。
『KIBOU311』全世界展開プロジェクトとなります。
温暖な地域においてエレガントな着こなしを続けることはいつの時代でも容易ではあ りません。
ドーメルがお届けする<トロピカル・アマデウス>はドーメル社の代表服地のひとつである<アマデウス>のトロピカルバージョンです。
厳選された極細のス ーパー100’s ウール原料のみを使用した糸によって織られたこの生地は、スーツになったときに着心地が良く、緯糸・経糸に双糸使っているため熱帯気候にも耐えられる耐久力のある商品。
ドーメルKIBOU311プロジェクトについての記事はこちら
http://www.fiveone-m.com/blog/12/02/04150457170_years_dormeuil_partykibou311.html
上記の全世界展開プロジェクトは、ファイブワン直営店3店舗では2月25日(土)からスタート致します。
こんにちは、ファイブワンの矢澤です。
私がオーダースーツの世界に入った頃、右も左もわからない私に、当時の上司でもある先輩が「まずこれを読みなさい。」と貸して下さった1冊。
※アラン・フラッサーの『DRESSING THE MAN』
どこのテイラーに行っても必ずといっていいほどおいてあります。私がお借りしたものは初版でしたが、今もAmazonなどで(初版ではないですが)安く買う事が出来ます。
オーダースーツの基本がつまっています。
※シャツやスーツのファブリックの写真もついています。
オーダースーツの基本について知りたい方や、オーダースーツ好きの玄人の方までも、楽しく読んで頂けると思います。
※ピッティー会場外にて
このようなトレンドスタイルから、クラシックなスタイルまで幅広く提案させていただきます。
是非、ファイブワンでオーダーしてみて下さい。
銀座本店 矢澤大作
オーダースーツコーディネートメーカー↓
こんにちは、ファイブワンの矢澤です。
オーダースーツお仕立て例の第2弾は、ドーメル『AMADEUS』ブラウン×シャークスキンです。
◆DORMUEI AMADEUS #300099-(110) W100%/310g
オーダースーツ(2ピース) Price¥123.000-
『AMADEUS』は18.5ミクロンのコームドウール原料のみを使用した服地で、シンプルな無地でも上品な光沢あり、とてもエレガントなドーメルの高級生地です。目付けも310gあり、秋冬に、特に最適です。
ブラウン/シャークスキン 通好みな1着にしあがってますね。
グレー地のスーツと同系のコーディネートも可能です。 実は、こちらのオーダースーツは、私の友人(銀行員)の誂えた1着です。職業によっては、難しそうに見える服地もあるかと思います。 しかし、せっかくのオーダースーツですので、もし「職場で大丈夫かな!?」という不安な色柄がございましたら、お気軽にご相談下さい。
生地の表情なども含め、お客様のライフスタイル(TPO)に合わせたコーディネート提案をさせて頂きます。
是非、ファイブワンのオーダースーツを楽しんで下さい。
ファイブワン銀座本店 矢澤 大作
今日のスタイルはどんなの?↓
オーダースーツコーディネートメーカー