こんにちは、ファイブワンの矢澤です。
先日、銀座本店のお客様から、「これでスーツをオーダーしたらどういうふうになるかな?」ときかれる事がありましたので、 今回はDORMUEILのアマデウス365で仕立てた(オーダー)スーツをご紹介します。
No.202033(13) グレー/ヘリンボーン 260g/Wool 100%
グレー地ながら上品な光沢感があり、仕立て栄えしそうな服地ですね。
三つ釦の段返り、総裏でお仕立て致しました。
トルソーに着せてみると、ファイブワンスーツの特徴である胸の立体感がよくあらわれて見えます。
こちらでしたら、サックスブルーやパープルのシャツ、お足もとはブラウンでもブラックでも良さそうです。
私なら、胸元にこちらをさします。
生地選びから、オーダー後のコーディネートまでご案内させていただきます。
お気軽にお話をお聞かせ下さい。
矢澤大作
オーダースーツコーディネートメーカー↓
こんにちは。ファイブワンの藤原です。
2月もドーメル&ゼニアキャンペーンを継続中です。まだまだ、間に合いますのでご来店下さい。
今年に入りファイブワン・ファクトリーにて「勉強会」を行っています。 採寸から始まり検査まで各10項目に分けて行います。1月に2回に渡り「採寸」の担当をさせて頂きました。 最初に直営店としてのお買い上げの流れを説明しました。
そして採寸です。ファクトリーでは各社から仕上寸法(出来上がりのサイズ)が表記され、その指示に基づき作成します。 ファイブワン店舗としてはお客様が帰られた後も重要な仕事があります。それはヌード寸法からのユトリ寸法です。 この数字が大変重要な仕事になります。もちろん体型補正も重要なことですが、それ以前にユトリの分量を理解していないと大変なことになります。 お客様の好みに合わせ、会話の中でのことを踏まえつつ数値に反映します。 掘り下げればもっと細かなお話しになりますので、この辺りで。
今回担当させて頂きましたが、自分も人に教える難しさを学びました。 質問を途中で交えたりしましたが、果たしてうまく伝わっているのかと・・。 算数や数学みたいに、答えはこれと言う問題ではなく、人の感性や主観に関わってくるスーツなので、正直、「正解」は1つではありません。 しかし、我々は、ファイブワンのスーツにお客様よりお代を頂戴している以上、プロフェッショナル集団であるべきです。 金額以上に満足して頂けるように、ファイブワンとして取り組んでます。 勉強会を通じて、よりよいモノ作りに反映できればと思ってます。 そして、もっと店舗とファクトリーの繋がりがお客様に伝わるように努力していきます。
少しでも参考にして頂けたら幸いです。
藤原 愛之
今年も冬の寒さが厳しいですね!!!
大阪府枚方市というところは比較的温暖な地域です
ファイブワン・ファクトリーのものづくりについて、まずおさらいしておきますね
オーダースーツは一着一着の型紙が違います
脇縫い・肩地縫いの工程で脇回りとショルダーラインが出来上がります
ブリティッシュなスーツでしたら、肩パットは1.5cm以上になったりもします!
スーツのラインの美しさですが肩回りは重要です
ファイブワン・ファクトリーでは
【ベテラン職人のノウハウと技術を若手に継承する養成スクール】を開催
そこで毎月さまざまな勉強しておりまして・・・(洋服好きにはたまらない)
肩パッドなどの副資材の知識もそこで勉強して、スーツ作りに活かしております
お客様のお気に入りの一着は、それぞれにショルダーラインがあり
スーツの顔とでもいうべき部分です!
是非、一度確かめてご覧ください
ということで・・・・
今回は縫製担当の国分と島崎が、【脇縫いと肩縫い工程】を紹介します
社内では合わせて【脇肩】と呼んでいます
前返し工程でクセとりした前身の毛芯に肩パットを縫い付けたあと、後ろ身(背中のパーツ)と左右の脇を縫い合わせるのが脇縫い工程です
この脇縫いでウエスト寸法が決まります
お客様からの指示とおりの寸法で補正し裁断されたサイズがジャストであれば決まった縫い代で縫えばよいのですが、生地によっては微妙に伸び縮みし、ウエストの上がり寸が大きくなったり小さくなったりします
ですからここでは、生地の具合を見ながら1着1着、手作りのオリジナルゲージを使い、調整して確認してから縫うという、ひと手間をかけて仕事をしています
縫ったあとは裏からアイロンで縫い代を押さえる脇割りという作業です
次に、脇の裏地縫いをしてさらに脇裏アイロン、そしてジャンプミシンで裏据えをします表生地がつれないように、裏地にゆとりを持たせて据えていきます
引き続いての肩縫いは、前身と後ろ身の肩線を縫う工程です
ここでは、イセの入れ具合で良し悪しが決まります。肩線の長さは前身と後ろ身では、前身が短く後ろ身が長く設計されています
後ろ身の肩線を前身の長さの中にバランスよくイセ込んで縫い、地の目が少し弓なりになるようにアイロンをあて、前肩になる型を崩すことなく次の衿つけ工程に渡していきます
仕立て映えがして
デザインに古さを感じない
長持ちするスーツ
鍛え抜かれた職人の技術により実現できる、技なのです
こんにちは、ファイブワンの矢澤です。
恵比寿ガーデンプレイス内ロブションで催された、ドーメルの新作展示会にお邪魔しました。
今季はDORMEUIL創業170年のアニバーサリーで、あざやかなブルーのブック(マッターホルン)や、 先の東日本大震災で危害を受けた、東北地方への支援プロジェクト(KIBOU311)でうまれたブックなど、 多様なコンセプトのもと服地がコレクションされていました。
また170年間の歴史の一端にふれることができる、約100年前に実際に使われていた生地の見本帳や、 ドーメルの代名詞であるTONIKの最初のブックも展示されており、その目付けは服地好きの私達にはたまらない内容でした。
※KIBOU311(トロピカルアマデウス)プロジェクト・・・収益から、宮城県南三陸町へ桜170本の植樹プロジェクトです。一過性で終わらせず、毎年行い3,000本行う予定です。
KIBOU311と名づけられたシリーズは「トロピカルアマデウス」のブックです。ドーメルでは初となる、日本語でのブック解説が表記されています。是非店頭で生地と共にご覧になって下さい。
こんにちわファイブワンファクトリーの森です。
「170 years DORMEUIL PARTY KIBOU311」に行って参りました。
御存じドーメル(DORMEUIL)は、シャネルなど全世界のハイクラスブランドの多くに生地を供給しております。
また、世界で活躍するデザイナーを多く生み出した生地ブランドとしても有名です。そんなドーメルが創業170周年(日本上陸100周年)ということで、アニバーサリーパーティがありました。
今回の記念イベントでは、今後活躍が期待される若手デザイナーに『KIBOU311』の生地でデザインさせ、それのスーツを展示するといった、スロスリーディングカンパニーらしい、ドーメルならではの試みもありました。
駐日フランス大使からも、「ドーメルはフランス国家の文化であり、財産」と評価されておりました。何であれ170年という歴史は文化財であるというのは納得ですね。
そしてもう一つ大きな試みがありました。それは、昨年3・11の震災において大きな被害を受けた宮城県南三陸町に、170本の桜を植樹するというプロジェクトです。
「一過性で終わらずに継続的に支援するため」に、「トロピカルアマデウス(KIBOU311)」でスーツ・ジャケットを仕立てることで、それの収益が自動的に桜の植樹プロジェクトに寄付されるというものです。そうやって植えられた桜の木を継続的に育て花を咲かせるとプロジェクトです。
毎年行い、3,000本の桜の木が花を咲かせる計画です。
南三陸町長 佐藤仁氏より、ドーメル及び支援して下さる皆様にお礼の言葉があり、今後とも引き続きご支援を頂きたいという挨拶が御座いました。
ドミニクドーメル社長も来日されました
ドミニクドーメル氏
チャリティー:桜の植樹プロジェクト
宮城県南三陸町・佐藤仁町長
なにより 温かい気持ちがあつまったこのイベントでした。
日本文化である桜を復興の足掛かりにと植樹をするという事業生地の収益は、LOOMを通して桜植樹プロジェクトに寄付されます
ファイブワン直営店では、「ドーメルKIBOU311特別企画」を2月25日(土曜日)より開催致します。
オーダースーツコーディネートは?↓
名古屋でオーダー受注会(レディースオーダーコート)・・・お客様の声
先日、お客様よりオーダーメイドについてのお話をいろいろな体験を交えてお伺いすることが出来ました。
特に印象的な話、
「お客様に、いつも服はオーダーメイドですか?」と問いかけたところ、「20代から今までオーダーメイドでしか買ったことがない」との答え。
「経験から、良いモノは永く使える」とおっしゃっていました。
なぜオーダーメイドしか買わないのですか?との問いに
「既成(レディメイド)服は、体を洋服に合わせるけど、オーダーメイド服は洋服が体にくっついてきますよ」とのこと。
本当に体にピタッと合ったスーツは、動きやすくて疲れません
作る側にいると、商品の価値に鈍感になりがちですがお客様の生の声を頂いて大変勉強させて頂きました。
右:オーダーコートを注文されたお客様
左:デザイナー:asano chiyuki