こんにちはファイブワンです。
170周年を迎えた、フランスを代表する生地商のドーメル
ドーメルファミリーが日本のスーツ文化の発展に大きな影響を与えたスポーテックス発売から数十年が過ぎた今でも、その存在感は健在です。
下の写真は、展示された十数年前のオーダースーツ。
生地「ドーメル・スポーテックス」
ハリとコシがあり、ほどよく乾いた生地の風合いが絶妙に歴史を感じさせます。
永く愛用するに相応しい色柄といい、その品質はやはり本物。
世界中のブランドが信頼する老舗生地メーカーであるドーメル社は、日本での存在感が増していると感じます。
オーダースーツの4大ブランドとして、確かに今までエルメネジルド・ゼニア、ロロ・ピアーナ、スキャバル、ダンヒルが有名でしたが、この数年で「ドーメル」人気が高まっております。
その様な声にお応えしてファイブワン・ファクトリーでは、オリジナルバンチ「ビスポーク・クラシックス・クロス」にドーメル社の生地から?アマデウスKIBOU311??ICE?をセレクト致しました。
ドーメルの生地には、数十年経ても色褪せない価値があります。
世界中で大ヒットしたスポーテックス。
スポーツの語源をたどればヨーロッパの貴族が馬術などをするときに用いた言葉で
スポーテックス生地を見るとそれらしき風合いが感じられます。
左から、
ドーメルジャポン加賀美社長
ドーメル本社ドミニクドーメル社長
デザイナー浅野千幸氏
ファイブワン森社長
今回のイベントで、紹介されたドーメルの素材は、
ハウス オブ ドーメル コレクションとして、ファイブワン直営店で
200種類以上品揃えしております。
是非店頭でご覧下さい。
サビルロウの老舗テーラーでは、お客様の好みを良く聞きます。生地にいたっては、2000種類以上も品揃えしています。お客様の多様な趣向に合わせるには2000種類程度取り揃えないと個性的な要望に対応できないからです。
ファイブワンから待望のオリジナルバンチが登場「ビスポーク・クロス・クラシック」
多種多様な趣向・流行のファッションというニーズを網羅した上で、ファイブワンでは「クラシック回帰宣言」を致しました。古き良き時代を大切にした雰囲気の生地、流行廃りのない普遍的なスタイルを、ファイブワンオリジナルバンチブック【ビスポーク・クロス・クラシック】で表現します。
「ビスポーク・クロス・クラシック」は、ファイブワン・ファクトリーで縫製する専用のバンチです。作り手の目利きによりセレクトされた生地であるということが最大の特徴。目利きした生地を、「反」で仕入れることにより、一般的に流通しているそれらに比べ、価格を抑えることが可能となりました。
また、オーダースーツの安定供給をはかるために、シーズン繁忙期においても生地の品切れをおこさないよう、独自に生地を確保しシーズンを問わず年中いつでも、SS・AW+オールシーズン用の生地を用意する、「オールシーズン・クロス・ストックシステム」を採用することが可能となります。
最上級オーダーメイドスーツの完成度は、「フィッティング(デザイン)」「縫製」と同時に、「生地」の良し悪しが重要な要素です。
【取り扱い生地】
原毛から扱い生地を織っているメーカーの中でも最上級ウールの買い付けに実績のあるイタリアのゼニア社からは、トラベラー生地を。トラベラーは世界中を旅する方やアクティブな方に嬉しい撥水機能があり、しわになりにくく、サラッとしておりアジア諸国でも快適な着心地を約束致します。
キヴィック・グアナコ・パシュミナなどの希少素材の生地を取り扱う世界的生地商であるドーメル社からは、宮城県南三陸町の桜植樹プロジェクトに売上の一部を寄付される【アマデウスKIBOU311】と【ICE】をセレクト。ハリとコシがありシッカリしていて重厚感のある生地なので、仕立て上がりは、しっかりと体を包み込みます
世界中のテーラー・オーダースーツファクトリーが最も多く使用している生地であり毎シーズン多くの新作生地を発表するイタリアの紳士服地メーカーのカノニコ社からは、厳選したクラシック生地の40品番をセレクト。しっとりとした柔らかい生地の感触はイタリアらしさを感じることができ、コスト・品質・デザインのパフォーマンスにおいて最もバランスがよいことから、多くのファンを獲得しております。
ファイブワン製のオーダースーツだけに使用されるオリジナルバンチ
「ビスポーク・クロス・クラシック」
価格【ツーピース オーダースーツ】
ブルーライン66,000円:カノニコ 無地12種類
ゴールドライン88,000円:カノニコ クラシック30種類
プラチナライン105,000円:ゼニア トラベラー15種類 ドーメル アマデウスKIBOU311・ICE 10種類
こんにちは、ファイブワンです。
もう、朝夕は肌寒さを感じるほどですね。ついこの前まで、クールビズだ、カジュアルだ、と語っていたのがウソのようです。
みなさんもクローゼットからオーダースーツを出してきて、さて今年はどんな風にコーディネートしようか、などとお考えなのではないでしょうか。
はい、そこでネクタイの登場です。
先日、アルテアのことを書きましたが、やはりメローラの魅力もお話ししておきたいと思います。
ファイブワンも、メローラのネクタイとグローブの入荷を予定してます。
メローラはイタリア・ナポリで生まれたネクタイと手袋の専門ブランドです。
1870年の創立当初から現在まで、製法に妥協というものを許さず、最高級のネクタイと手袋を作り続けています。
メローラといえば、手袋が「ローマの休日」、「ヴィスコンティ」、「タイタニック」、「ギャング・オブ・ニューヨーク」などの映画で使われたことがよく知られていて、また、マーガレット王女など世界の王侯貴族、政治家、映画スターなどが身につけたことでも有名です。
そのメローラのネクタイは、イタリアで3人のマエストロがすべての工程をハンドメイドで仕上げています。
ほんものの手作りならではの存在感は群を抜いています。
メローラには “MEROLA”、“SICILIA”、“NAPOLI”、“MILANO”のモデルがあり、それぞれ個性が光っています。
“MEROLA”はメローラを代表するシリーズで、50オンスの最高級シルクを使用し、他に類を見ないほど柔らかく上品な仕立てとなっています。長さは149cmあり、ダブルノットやセミウィンザーノットにちょうどよいサイズです。
職人の厳しい目で選ばれた生地が使われており、ネクタイを外したときの自然修復力には驚かされます。
ディンプルのあったところにも、シワができません。
“SICILIA”は夏モデル。今年もクラシックの流れにありながら、軽快で涼しげな印象をアピールしていました。
シルク100%のニットタイやガルザタイ、リネン素材のあざやかな彩色のシルクタイなどの豊富なバリエーションには定評があり、夏らしい開放感と、フォーマル感を兼ね備えたモデルです。今年、見逃した方は、来年のお楽しみにどうぞ。
“Napoli”はメローラのハイグレードシリーズに位置づけられています。
最高級とされるシルクを使用した5folds(五つ折り)モデルで、大剣部分の裏地を抜いて軽やかに仕上げることで、イタリア紳士の遊び心を演出しています。
“MILANO”はメローラの最高級シリーズです。5folds仕立てで、50オンスシルクのボリューム感と立体感が演出され、
究極のエレガントが演出されています。メローラの最高傑作。大事なときの勝負ネクタイにしてもよいのではないでしょうか。
今冬は、メローラの深い色彩とノットの美しさに魅せられたいと思います。
ファイブワンのオーダースーツにあわせてコーディネートしてみてはいかがでしょうか。
こんにちは、ファイブワンファクトリーの森です。
関西ファッション連合が運営するせんば適塾が主催のイベント【関西から繊維ファッション産業を盛り上げようという企画】
=10月4日、17時15分から18時45分というトークライブ=
スペシャルゲストであり、YUMA KOSHINOブランドで、TOKYOコレクションなど様々な分野で活躍されている小篠ゆまさんから、ファイブワン製の洋服をご覧頂きながら、トークライブは進行していきました。
ファイブワンのオーダーコートについて「テーラードの洋服は綺麗なラインと同時に、遊び感覚などのワンポイントが必要」とのご意見を頂きました。
ファイブワンでは、オーダースーツ内のポケットのボタンに白蝶貝のボタンをワンポイントで遊びを入れておりますが、今後はもっとお客さまに刺激を与えるデザインを取り入れていきたいと思います。
日本を代表されるデザイナーである小篠ゆまさんとのトークライブを、ご来場のお客様に、熱心に耳を頂けて頂けたことが、今後のものづくりの自信にも繋がり、大変勉強させて頂きました。
またデザイナーという立場からの、様々な提案・考え方は、我々ファイブワンのモノづくりに好影響を与えていただけそうです。
関西、そして日本から、繊維産業・服飾産業が盛り上がることを期待するばかりです。
ファイブワンファクトリー株式会社 代表取締役 森 俊彦
こんにちはファイブワンです。
いよいよ秋めいてまいりましたね。
秋はエレガントなファッションがもっとも似合う季節だと思います。
すでにファイブワンで秋冬のオーダースーツを新調されたお客さまも多いと思いますが、
いかに優美に着こなすか、落ち着いた雰囲気で上品に演出するか、それがささやかな快感になりそうですね。
エレガントという言葉で思い浮かぶのはイタリアのシャツブランドGlans(グランス)の優美な印象です。
伝統を尊重しながら遊び心を加えたGlansのシャツなら、ファイブワンのオーダースーツやジャケパンスタイルにも
スマートなコーディネートが期待できそうです。
Glansの誕生は1960年代のイタリア。だれもが心酔するようなエレガントな紳士が、The Glansというブランドネームで魅力的なファッションを製造・販売していました。
紳士もののシャツをはじめとするラインナップは革新的で、シックでありながらアクティブな印象を与えるもの。いわゆるスマートカジュアルウェアの先駆けとなったモデルでした。
当時のイタリアはヨーロッパの貴族、政治家、経営者、芸術家などがバカンスを楽しむ場所だったこともあり、Glansのファッションは彼らに好んで受け入れられました。
しかし、Glansのオーナーは職業を変え、それ以後は商品の供給も途絶え、伝説のブランドとなってしまいました。
現在、復活したGlansは1960年代に流行したピンク、レッド、イエロー、ライムグリーンなどをイメージカラーに、現代的なセンスでアレンジされています。
日本でもカラーストライプのシャツなどはとても人気があり、セレクトショップなどでもよく出会います。色の美しさと、シルエットの優雅さは独特で、一度着ると手離せない感覚になります。
Glansのシャツはすべての商品に洗いが掛けられているため、最初からカラダに優しくなじみます。
話はすこし脱線しますが、スマートカジュアルという言葉は、日本ではとてもあいまいに解釈されています。
以前はGlansのようなすこしカジュアルな雰囲気のシャツに、ジャケットかブレザーを合わせ、パンツをはくというのがスマートカジュアルの典型でした。しかし、1990年代後半になるとイギリスでもジーンズ+ジャケットが容認される風潮となりました。現代のスマートカジュアルは、プライベートなカジュアルをすこしオフィシャルなカジュアルに格上げした着こなし、そのような解釈もありだと思います。
ということで、そんなスマートカジュアルに打ってつけのシャツがGlansだといえます。
ホテルのレストランでディナーを楽しむとき、心地の良い秋の休日を過ごすとき、
ファイブワンのオーダースーツやオーダージャケットにGlansのシャツを合わせスマートに着こなして楽しみたいですね。