ファイブワンの森です。
遅くなりましたが、
イタリアのフィレンツェで行われる
メンズアパレルの展示会がPittiの報告です。
ジャケットとパンツに靴のコーディネートが絶妙なバランスを作り出し、
チーフや小物の差し色で遊ぶといったスタイルは、
ピッティ会場で多くのモデルさん、バイヤー、ブランドの経営者など様々な人が、
多様な着こなしを見せてくれ、とても参考になります。
今回は、そのコーディネートの一部をご紹介いたします。
ファイブワン大阪本店、本間です。
今日は私が以前、ファクトリーで担当していた
縫製の前返し工程についてご紹介したいと思います。
簡単にご説明いたしますと、
前返しとはジャケットの顔となる
ラペル部分を作る作業になります。
この作業では見返しラペル部分に緻密に計算されたゆとりを入れます。
ファイブワンのジャケットをご覧頂くと、
ラペルがふんわりとエレガントにロールしているのが
お分かりになると思います。
ここからより専門的なお話ですが、
上から見返し、芯、前身の順でロールしています。
この時、一番外側である、
見返しラペル部分には、
その時々において適切なゆとりが必要になります。
オーダー物は一点ずつ、
生地、芯、衿巾が違いますので、
それらも考慮して作業いたします。
ジャケットの顔となる部分の工程ですから
ここをおろそかにすれば
不必要なしわが発生したり、
または、立体感を失った貧相な顔つきに仕上がったりもします。
この写真は綿50%麻50%のダブルブレストです。
前身には毛芯が入っております。
次の写真は麻100%のダブルブレストです。
前身には毛芯がなく、
ラペル部分を除く見返しにのみ薄い綿の芯を用いています。
この2着はラペル幅も素材も似てはいますが、
内側にある芯の違いで微妙にゆとり量が異なります。
もし適切なゆとりを入れないとそっくりかえったり、
ラペル端から折れ線にかけてしわがでたりします。
ラペルはジャケットにおける顔とも言われるくらい重要な部分です。
ファクトリーでは、これからもお客様に満足していただける
商品を作っていきたいと思います。
皆様こんにちは。
ファイブワンの中吉です。
7月1日より、ファイブワンで恒例の
ドーメル・アマデウス365キャンペーンを開催しております。
ドーメルと言えば、言わずと知れたラグジュアリーファブリックブランドで
光沢があり、艶やかで色気の感じるコレクションが特徴です。
生地の番手はsuper100ですが、
仕上げに独自のフィニッシングを施すことによって
ドーメル独特のなめらかで光沢のある風合いを引き出しています。
また、その光沢感は
ハイステイタスなビジネススタイルや
パーティドレスのスーツとしてお仕立て頂ければ
完璧な満足感を感じて頂けると思います。
キャンペーン価格はファイブワンの縫製レベルでは
まず実現できない価格ですので
この機会に是非お仕立てください。