こんにちわファイブワンファクトリーの森です。
「170 years DORMEUIL PARTY KIBOU311」に行って参りました。
御存じドーメル(DORMEUIL)は、シャネルなど全世界のハイクラスブランドの多くに生地を供給しております。
また、世界で活躍するデザイナーを多く生み出した生地ブランドとしても有名です。そんなドーメルが創業170周年(日本上陸100周年)ということで、アニバーサリーパーティがありました。
今回の記念イベントでは、今後活躍が期待される若手デザイナーに『KIBOU311』の生地でデザインさせ、それのスーツを展示するといった、スロスリーディングカンパニーらしい、ドーメルならではの試みもありました。
駐日フランス大使からも、「ドーメルはフランス国家の文化であり、財産」と評価されておりました。何であれ170年という歴史は文化財であるというのは納得ですね。
そしてもう一つ大きな試みがありました。それは、昨年3・11の震災において大きな被害を受けた宮城県南三陸町に、170本の桜を植樹するというプロジェクトです。
「一過性で終わらずに継続的に支援するため」に、「トロピカルアマデウス(KIBOU311)」でスーツ・ジャケットを仕立てることで、それの収益が自動的に桜の植樹プロジェクトに寄付されるというものです。そうやって植えられた桜の木を継続的に育て花を咲かせるとプロジェクトです。
毎年行い、3,000本の桜の木が花を咲かせる計画です。
南三陸町長 佐藤仁氏より、ドーメル及び支援して下さる皆様にお礼の言葉があり、今後とも引き続きご支援を頂きたいという挨拶が御座いました。
ドミニクドーメル社長も来日されました
ドミニクドーメル氏
チャリティー:桜の植樹プロジェクト
宮城県南三陸町・佐藤仁町長
なにより 温かい気持ちがあつまったこのイベントでした。
日本文化である桜を復興の足掛かりにと植樹をするという事業生地の収益は、LOOMを通して桜植樹プロジェクトに寄付されます
ファイブワン直営店では、「ドーメルKIBOU311特別企画」を2月25日(土曜日)より開催致します。
オーダースーツコーディネートは?↓
名古屋でオーダー受注会(レディースオーダーコート)・・・お客様の声
先日、お客様よりオーダーメイドについてのお話をいろいろな体験を交えてお伺いすることが出来ました。
特に印象的な話、
「お客様に、いつも服はオーダーメイドですか?」と問いかけたところ、「20代から今までオーダーメイドでしか買ったことがない」との答え。
「経験から、良いモノは永く使える」とおっしゃっていました。
なぜオーダーメイドしか買わないのですか?との問いに
「既成(レディメイド)服は、体を洋服に合わせるけど、オーダーメイド服は洋服が体にくっついてきますよ」とのこと。
本当に体にピタッと合ったスーツは、動きやすくて疲れません
作る側にいると、商品の価値に鈍感になりがちですがお客様の生の声を頂いて大変勉強させて頂きました。
右:オーダーコートを注文されたお客様
左:デザイナー:asano chiyuki
皆様・・・
寒い日が続いており、毎朝布団から出るのがつらい毎日ですね。
皆さん風邪を引かないように体も気遣って下さい。
ファイブワン・ファクトリーでは、【スーツ職人養成スクール】を開講致しました。
1年から2年にわたり、スーツ職人を目指す若手を育てる取り組みで、全国でも
ファイブワンでのみ受講可能なカリキュラムです。
これまで、ファイブワンで職人の技術を学んだ人材は、日本の有名ブランド様や
高級百貨店様のみならず、世界で活躍しております。
この1月に開始した、若手の研修会の様子です!
自分も含めてですが、近年で沢山の若手が入ってきております。
先輩方に協力してもらい各専門部門の講師として研修していく計画です。
私たちの職場には服作りに関わる専門知識を持った方がたくさんいます。
会社としても技術の継承は大事なポイントでもあり、知識を吸収したいという若手の要望と、次の世代に受け継ぎたいとの先輩方の気持ちが合い重なって研修会を行うことになりました。
新しく入って来た人にファイブワンのモノ作りの特長や流れを知ってもらい(自分も含めてですが)、一人一人が「1着」を縫い上げられる事を目標として、行っていきます。
全体を知る事で一つ一つの工程の意味を深く理解する事ができ、それぞれが受け持っている仕事の理解度も深まり、それを蓄積し今よりも更に良いスーツをお客様の手元にお届けする事が出来る様に頑張っていきます。
※付属品の勉強会をおこないました!
その中でも服作りの心臓部、毛芯についての説明はファイブワンのモノ作りに直結し興味深い内容でした。
日本のスーツ市場の殆どが「接着仕立て」となっている中、「毛芯仕立て」のできる数少ないファクトリーとしてのこだわりを感じました。
ファイブワンの使う毛芯は作り芯としては最高クラスの材料を使用、肩のところには馬の尻尾から作るバス芯を入れ、前肩縫製の基礎を作っています。毛芯を作る工場さんの段階ですべて水漬けしてから芯を加工してもらいます。のりを落としてない芯と全く風合いも手触りがちがいました。
※毛芯の参考写真
また、アパレルの得意先様からもいろいろ教えていただいたことが蓄積し、知識となり良し悪しをファイブワンからも提案し時には改良し、ファイブワンの縫製と相性が合うようにしているとのこと。
また、芯にも重厚なもの、軽く仕立てたものがあり、同じ材料を使っても、工場によって出来上がりがちがうのは、こんなことがあるからだと思いました。
表生地はもちろん、型紙と相まってこの毛芯も服の大事な要素で、そのトータルバランスがあってこその製品だと改めて知ることができました。
ファイブワン・ファクトリーでは、フルオーダーとパターンオーダーの良い部分を組み合わせたオリジナルの『パーソナルフルオーダー』として、職人が手間暇惜しまず、日本の洋服文化を世界レベルにするという創業者一族の強い思いを受け継いでいます。テーラード専門のファクトリーとして、独自のCADシステムで50種類以上の採寸に対応が可能なことは、最近は、フォーマル業界や海外テーラーにも認められ、採用されております。
そんな、ファクトリーには1年を通して様々なお客様からオーダーがございます。
今回は、その中から「着道楽なオーダーコート」をご紹介致します。
機械メーカー経営の社長様からのご依頼で、ネイビーのカシミアコートが欲しいとのご注文を頂きました。この時期からオーダーコートを注文していつ着るの?と思われたかもしれませんが、社長様は、海外出張が多く日本の四季にとらわれることなく、コートは年中必需品とのこと。
しかも、インナーに取外し可能な毛皮を付けたいとのご依頼でした。
そんなご依頼も「オーダーメイド」ですから、もちろん対応可能です。
お客様のライフスタイルに合わせて、一緒になって服を作っていくことはオーダーメードの醍醐味です。
・一回目のフィッティング
・イギリス製のアンティークボタンで今年のトレンドを
前回までのCAD室のブログ
以上がCADの補正についてです。
今回は型入れについてです。
お客様それぞれの補正を1着ずつ入力できましたら、それらを裁断機、通称CAM(詳しくはこちら)で自動裁断できるように型紙をパズルのように型入れしていきます。
生地の巾と長さを設定し、その長方形の中に型紙のピースをはめていきます。
その時にピースの型番や形、3釦段返り、2釦、ノッチ、ピーク、サイドベンツ、センターベンツなのか、ポケットの形状等、ディテールに間違いないかをチェックします。
多い時期には1日にオーダーで60着以上の型入れをしますので、瞬時にこの時点で間違いが無いようにきっちりチェックしなければいけません。
そして生地の用尺が少なくなるように密度を80%以上にピースを型入れしていきます。
型入れできましたら、それを紙に実物大にプリントアウトします。
大体スーツの表地と裏地の1着の印刷に8分かかります。
ということは、1時間に7着しか書き出すことができないので、スムーズに途切れないように仕事をしていくことが大切です。
型紙を印刷した物をマーカーと呼びます。
そしてこのマーカーを取引先から送られてきたオーダー表の寸法と補正内容に間違いないかを、コンピューター上だけでなく、実際にも1着ずつ測って確認をおこないます。
今日のオーダースーツコーディネートはどう?
こんにちは。
ファイブワン縫製の田老です。
今回ご紹介する工程は、「前返し」です。
「見返し据え」の続きになります。
「前返し」とは、【見返し】と【前身頃】を表にひっくり返し、アイロンで形を整える工程です。
では、詳しくご紹介していきます。
まず、【きざみ】の位置から【見返し】の裾までの【前端】をアイロンで整えます。
この時に【ラペル】は正面から見たときに裏の生地が隠れるように、ほぼゼロに【身頃側】に控えます。
【返り止まり】から裾までを1ミリほど【見返し】側に控え、【前端】のラインが綺麗に縫われてることを確認しながらアイロンで整え、【前端】にステッチを入れる際に、ズレないように躾(しつけ)でとめておきます。
そして、もう一仕事。
【ラペル】を折り返したときに外回りになる【見返し】側にゆとりを入れます。
そうすることで自然な状態で美しいカーブで折り返ります。
このときに入れるゆとりは多すぎず少なすぎず、また生地の厚さや素材によって微妙に変えなくてはいけません。
最後に【前身頃】の立体感を出すために、【見返し】側からアイロンをかけます。
これは【ダーツ】やクセとりによって生み出された立体感を内側から持ち上げるようにアイロンをかけることで、より体にフィットさせます。
ここまでが「前返し」の工程になります。
完成はまだまだですが、こうして見ると、なんとなく仕上がりの雰囲気が見れてうれしくなります。
毎回、1着1着、スーツの仕上がりが楽しみです。
今回はプレス担当藤田が、【仕上げプレス】についてお話します。
「ファイブワン製」のオーダースーツをご愛用頂いている皆様に、是非とも知って頂きたい事があります!
それは、『着すぎてくたびれたスーツもプレスをすれば蘇る』という事です。蒸気をあてることでくたびれていた生地が生き返り、パーツ毎でもう一度新品時の型を教え込むで、スーツが蘇るという訳です。これは、ファイブワンファクトリーが誇る技術の1つです。
まず、スーツを長持ちさせる基本は、1日着用したら、1日は休ませること。
ファイブワンでは、オーダースーツをお客様にお渡しする際に、必ず前肩ハンガーとボトムハンガーをおつけしております。ジャケットはそのハンガーにかけて、パンツはボトムハンガーにつるすことで、より良い状態で保たれ、しわものびます。
これから説明するプレス工程では、縫製で縫い上げた服(スーツ)をより美しく保ち、また、着心地の良い服(スーツ)にするために、各パーツ毎に専用のプレス機とアイロンを使い、職人が手作業で行います。
真に匠の技がここにあり、プレス職人が真心を込めて仕上げていきます・・・
プレス機は、前身用・袖用・回り用・背用・衿用がありそれぞれに合った形状をしています。
仕上げプレスの仕事は、プレス機を使用する作業とアイロンを使用する工程に分かれます。
まずは、それぞれ専用のプレス機で肩から袖・胴まわり・袖ぐりの形づけをしていきます。その後、手作業でアイロンを使い、裏地のシワ取り・プレスあたり消しをしていき、その次に、衿周り・ラペル部分・上衿部分・ネック周りの仕上げをプレス機、アイロンの両方を使用して仕上げをします。
オーダースーツの場合は、プレス工程を行う前にまずは、肩巾・着丈・袖丈等の寸法チェックから行います。そこから作業ごとに寸法のチェックをしながら作業を進めていきます。これはプレス機で熱が加わることで、寸法の変化を把握するためです。
そして袖の形状・胴回りのボリュームとまるみを持たせる作業をします。ファイブワンスーツの特徴である立体感と、着やすさを考えた作業になります。
また、衿回りの仕上げをするときには、「上衿ののぼり」というのですが、上衿が首に吸い付くような仕上げをします。このような仕上げをしないと「衿がぬける」と言うのですが、スーツ(服)全体がはだけた様になり、非常にかっこ悪く、また着用しにくいスーツ(服)になってしまうのです。
ラペル部分は、ゴージから自然に折り目がロールしていくような仕上げをしていきます。
常にお客様の着用している姿を考えながら、出来るだけ着やすくて、そして見た目に美しい品物になるようにと考えて、プレス作業を進めております。
◆肩プレス
◆仕上げアイロン
◆衿・ラペル仕上げプレス
◆各パーツ毎のプレス機
そんな今日のスーツコーディネートはどんなかんじ?↓
最近、オーダースーツ特集が雑誌で多く取り上げられるようになったせいか、セレクトショップからの発注も、「(パターン)オーダースーツ」需要が多くなりました。
オーダースーツは、サイズ・シルエットを自由に作れるだけでなく、ボタンや裏地が選べるのも大きな特徴のひとつです。
先日、神宮前に取引先様を訪ねた際に、ショーウインドウからアンティークボタンの陳列が見えたので
興味津々丸で中に入ってみたところ英国のハリスツイード生地やシェットランドニットなどの素材、生地が並んでいて、希少な素材は圧巻でした。
その中でショップオリジナルという・・・
英国ロイヤルファミリーコレクションをメンズファッションにとりこんだコンセプトのアンティークボタン。
英国王室の紋章である王冠をあしらって、鉄が錆びたように仕上げた21ミリのボタンを2つ購入!
袖ボタンのワンポイントに・・・ゴールドのメタルボタン、シャツの袖ボタンにもそれぞれ2つを購入!
メタルボタンの裏側も密封されていて、なんと中が錆びるので・・・メタルボタンの中に炭が入ってます
早速・・・ハンドメイドでボタンをオーダーコートに取り付けました
今回、ボタンを購入させて頂いたSHOPは、
NAKASHIGE ROYAL COLLECTIONです
カシミア100%のジョンロバートショウ生地で、
ファイブワンオーダーコート・・・105,000円
ファイブワン直営店(銀座本店・大阪店・神戸元町店)にお問い合わせください。
ファイブワン・ファクトリー株式会社
代表取締役社長 森俊彦
ファイブワン裁断の寺嶋です。
今回は生地の柄合せについて詳しく説明します。
今年は、例年に比べて「格子柄」が多くなったような気が致しますが・・・流行もあるのでしょう。
ファイブワンファクトリーでは、格子柄・ウインドウペン・ストライプ・・・などの柄物は「手裁断」を手間暇かけて行います。
勿論!地の目を合わせることも忘れません。
(オーダー)スーツの出来えを大きく左右するのが裁断=地の目合わせ+柄合わせなのです。
綺麗な柄合わせは、ファイブワンの大きなこだわりのひとつ。
テレビのニュースキャスターが地の目の綺麗なスーツを着ていると、見ている側も気持ち良いモノ!第一印象もとても良いですね。
=生地の柄合わせについてポイント=
スーツやジャケットの生地には大きく3つに分けて、無地、ストライプ柄、格子柄とあります。
無地とストライプ柄はCADで型入れしたデータを自動裁断機(CAM)に転送し裁断をします。 無地については柄がないのでそのまま完全裁断をすることができます。
ストライプ柄については、きれいに左右の柄を合わせるためにCADの型入れの段階で余裕量をつけています。前身、身返し(ラペルと内ポケットの部位)、背中とパンツのパーツについては、「赤外線レーザー」を台にあて光線とストライプ柄の線上をずれないように合わせ直し、手で裁ちなおしています。
裁ちに使うのは裁断用のはさみだけでなく、「丸刃」というカッターも使います。丸い形のカッターの刃を、裁ち目に合わせ、回転するようになっています。
前身 ほぼ真ん中の位置においてダーツを中心に合わすことで腰ポケットの柄も左右対称になるようにします。
身返し ラペルは上衣の顔となる部分なので柄が右と左で合うように特に神経を使いバランス良く縫い上がりを計算して合わせていきます。
背中 背中の中央の縫い合わせた時にストライプ柄の巾に合わせて縫い合わせても同じ巾となるように合わせていきます。
パンツについても前身と後身があります。これもまたほぼ真ん中を赤外線レーザーで合わせますが、特に前身の小股の位置、後身の尻ぐりの位置の柄合わせに注意して裁っています。
格子柄についてはすべて手裁断となります。縦柄だけでなく横柄まできれいに合わせるにはやはり人の目と手が必要で、自動裁断機(CAM)にはできない仕事となります。
休日に外出した時に、まわりの人が着ている服が気になり、柄がきれいに合っているかなとついつい目で追って見てしまいます。軽い職業病かもしれませんね(笑)。
今日のスーツコーディネートはどうですか?
みなさん、こんにちは。
ファイブワンファクトリー河原です。
4月に入社してから今まで、あっというまでした。気付いたらもうすぐ2011年最後の月です。月日の流れは早いものですね。
今回はボタンについてです。
ファクトリーのスーツで使用しているボタンは主に水牛・ナット・貝ボタンです。この3種のボタンを選ばれているお客様が多いです。
今回は少し変わり種のボタンを紹介したいと思います。
それはくるみボタンです。
表地をつかってくるみますので、生地さえあれば色々な種類の釦が作れます。中に着るベストの生地のくるみ釦を上に着るジャケットに付けても面白いかもしれませんね。またこの釦はタキシードに使われる事も多いです。タキシードには衿の拝絹地でくるんだボタンを使用します。タキシードはファイブワン各店舗にてオーダーできます。私自身、結婚する時には自分の体に合わせた一着を仕立てたいと思っております。レンタルでも良いと思うのですが、オーダーした物は形として残り思い出も一緒に残せますからね。