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革のダイヤモンド

こんにちは
本日はファイブワンのオーダーシューズ、イルプレドロでお選び頂ける革の中から、
とっておきの革をご紹介致します。
その名も、「コードバン」でございます。

コードバン レザー

¥103,000+tax

お色味はブラックとブラウンの2色ございます。
高級革として有名なコードバンですが、簡単にどの様な革なのかご説明致します。

 
まずコードバンと言う名前ですが由来は諸説ございます。
ただ、スペインのコルドバ地方特産の高級なめし山羊革を(コードバン cordovan)と呼んでおり、
この革に似ている革をそう呼んだという説が一般的かと思います。

コードバンとは農耕用馬の臀部から採れる繊維密度の高いコラーゲンの塊のような部分です。
臀部のぶ厚い革に守られた厚さ2㎜弱ほどのコードバン層を求めて
丁寧に削られていく作業は、まるで宝石採掘のようで、
コードバンを「革の宝石」、「革のダイアモンド」と呼ぶ由縁となっています。

馬1頭から採れるコードバンの量はごくわずかであり、サラブレッドやポニー等の通常知られる馬からは
ほとんどとれず、ヨーロッパ地方で食肉用としてごく少数生産されている
農耕馬からのみ副産物として採ることができます。
生産量が追い付かない為代用馬での生産もされていますし、
単に馬のお尻の革を「コードバン」として売っているものもありますが、
これらは厳密にはコードバンと呼べません。
上質なコードバンを生産しているのは世界中でアメリカの「ホーウィン社」と
日本の「新喜皮革」の2社だけといわれています。
ちなみにイルプレドロのコードバンは「新喜皮革」製のコードバンです。

コードバンは大変きめ細かく、力強い光沢があり大変美しいです。
使用することで輝きを増すツヤ感と圧倒的な気品が最大の魅力であると言えます。
また、堅牢度も非常に高く一般的な牛革の2~3倍と言われています。
薄くて軽いのに高級感があって丈夫という、まさに最高級の革なのです。

ちなみにコードバンは構造的にも普通の革とは少し違います。
いわゆる普通の革が、「床」というベースの上に「銀面」と呼ばれる表革がはりついている
2層構造なのに対し、コードバンは「床」であるコードバン層のみを使用する単層構造となります。
2層構造で出来ている一般的な革は、手入れを怠れば長期間使用するにしたがって
だんだんと表皮である銀面が歪んでくるため、床と銀面の間に隙間が生じ、
「浮き」と呼ばれる現象が起きる事がありますが、コードバンは単層構造のため、
「浮き」の現象が起きません。こういった構造の違いも、コードバンが薄いのに丈夫な理由なのです。

コードバン レザー

向かって左がカーフレザー、右がコードバンです。

 

最後に、コードバンにも少し弱点がありますのでお伝えします。それは、「水に弱いこと」です。
何かの拍子にコードバンが濡れてしまった際、そのまま放置するとシミができてしまいやすいです。
さらに長時間放置しすぎると、縮んでいた繊維が水を吸い膨らんでしまうこともあります。
もし濡れてしまったら、とにかく早くしっかり拭き取ってください。

また、ツルっとした表情の為、「傷に弱い」という意見もありますが、
これはスムースレザー全般に言える事だと思います。
コードバンの独特のエイジングは細かい傷なら味にしてくれるので、
あまり神経質にならない様にしましょう。

 
今回も少しマニアックな内容になっていまいましたが、いかがでしたでしょうか。
これだけ素晴らしいコードバンのレザーがオーダーシューズで一足¥103,000+taxというのは、
かなりお買い得かと思います。
他の革とも見比べながら、是非一度ご検討ください。

大阪本店 中村

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