私が今季作ったスーツをご案内します。

Suit　HARRISONS/RREQUIEM/44408

Shirt　The Royal Caribbean Cotton/FM84576

Tie　私物

ブラウン～ベージュの色を着たいというのがそもそものコンセプトです。ただ、ブラウンはウール＆リネンの混紡素材で一着持っており、ベージュのような淡い色は肌の白い私には似合う自信がありません。さてどうしたものかと思いながら生地をめくっていた時に出会ったのが今回の生地です。最初、合わせ方によってはかなり地味になりかねない色だなとは思いましたが、夏に向かって着るには重い印象にならず、むしろ柔らかで上品に着用できるのではないかと考えるようになりました。また、無地ですが、マットな質感ではなくシャークスキンの表情ある質感が決め手になったといえます。

こちらの生地はHARRISONSのREQUIEM。今季の新作バンチからのチョイスです。

盛夏でも気品のある装いを求められるビジネスマンに作られた新時代のサマースーティングがこのREQUIEMです。英国を代表するファブリックブランドであるHARRISONSは、220/240gmsと非常に軽い生地でも横糸に双糸を使用しています。そのため、美しい仕立て映えを実現します。また、新しく採用されたフィニッシングによる抜群の清涼感も魅力の一つです。

合わせたシャツやネクタイは色味を統一するためブラウンとオレンジ。華やかさを出そうと少し派手目なコーディネートを組みましたが、思いのほか暑苦しくならずにまとまってくれた感じです。

足元は季節的なこともありローファーで合わせています。ソックスはインビジブルを着用していますが、ちゃんと履いてもよさそうですね。

ジャケットのデザインは3B段返り・サイドベンツ・大見返し仕様。パンツは最近のマイブームである2タック・ベルトレス・サイドアジャスター仕様です。

今季はクラシック回帰・英国調という言葉がキーワードになっています。つまりは「英国の気分」といったところでしょうか。チェンジポケットを付けてみる。タック入りのパンツにしてみる。どこか一点だけでも変えてみるといつもの自分との変化が楽しくも感じるはずです。

また、クラシックという言葉は「古典」を意味しているものではなく、「普遍性」を意味するものと理解しています。細すぎるスーツから少しゆとりを持たせたサイズ感にすることも大切だと思います。

ネイビーやグレーが主流のなか、ブラウンスーツで装いを楽しむのもいいものですよ。

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店長　吉住

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