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ファイブワン コンテンツ ナンバー09 VITALE BARBERIS CANONICO 取材

カノニコ工場をリポート。
ファイブワンのお客様に、是非知って頂いて良さを伝えたいとの思いで実現したカノニコの工場取材。
イタリアのビエラ地方でも高所に位置する場所には、ゼニアやコロンボの工場も立ち並ぶエリアで、 イタリア生地の産地でもあります。
そのなかでも、オートメーション化の成功により、人がいない工場として知る人ぞ知るカノニコ。
その全貌に迫ります。

作業の多くはロボットにより実現され、人間は知的な仕事に特化
荷物を運んだりする重労働から、高度な技術・経験が必要な織工程などほぼすべての工程がオートメーション化されており、随所にそのこだわりが見られる。
荷物の梱包や移動などをロボットアームのついた車両が移動して行う。

工場内は、ロボットが随所に見られ広いのが特徴。工場内に人がいないのは、未来の働き方についても考えさせられる。
作業の多くはロボットにより実現され、人間は知的な仕事に特化していくのかと・・・
服地の製造メーカーから、洋服をデザインして製造するメーカーに変貌していくのだろうかと、 生地生産のノウハウと実績は、世界ナンバーワンの競争力を持つカノニコは、 日本の工場にも共通する課題をクリアして、ファッションの世界で一歩先に進んでいるように見えた。

「ウール・エクセレンス賞」を授与することで羊毛産地に貢献
毎年、オーストライリアなど世界中から買い付ける原毛素材は、その品質管理も徹底して行い、滑り感のある高級服地に生まれ変わります。
ヴィターレ・バルベリス・カノニコは、ウール生産者の発展を促す施策として、「ウール・エクセレンス・クラブ」をスタート。会員の業者に品質に応じて「ウール・エクセレンス賞」を授与することで、インセンティブを支払う仕組みで、2014年は3万5千ドルの賞金を贈呈するなど、業界のリーディングカンパニーに相応しい活動を強化している。
カノニコは、紡績・整理の全工程を自社工場で一貫して製造する毛織物メーカーで、直近1年間の生産量は約750万㍍、売上高は前年比8%増の1億1600万ユーロと、イタリア高級服地メーカーとして世界中のオーダースーツショップに生地を提供している。

カジュアル化が進む中、クラシックな素材かんを活かしつつ新しい生地にチャレンジするカノニコ
太番手の糸で織られているが色合いは、今風に仕上げている。
光沢がきれいで繊細な印象のスーパー120sの生地が人気の国内オーダースーツ市場にも、 変貌の兆しがあり、今 イギリス生地にも注目が集まる中、イタリア生地のしなやかさを残した、 太番手の糸で織られている生地は、これから注目かもしれない!

生地のクリーニングを終え、広い工場内に所狭しと、置いている生地は、さて、どこの国に送るのか・・・ その膨大な生地は最終的に、一着のスーツへの生まれ変わります。

今回の視察により、高品質で毎シーズン大量の新デザインを供給してくれるカノニコが、 何故ここまでのコストパフォーマンスが良いのかという疑問は、すべて綺麗に拭い去りました。
年間750万メートルにもなる生地をオートメーションで製造することで、 人件費を大幅に削減して、より原毛の仕入れや、デザイン力に投資が出来るのだとわかりました。
ヴィターレ・バルベリス・カノニコの生地は、ファイブワン直営店・取扱店の全店で、見て触ることが出来ますので、新たな視点でもう一度カノニコに注目いただければ幸いです。

レポート/文 FIVEONE 代表 森俊彦