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【新入荷生地紹介】SCABAL「ETON」|FIVEONE大阪本店

こんにちは本日は10月6日。
10月に入って急に涼しくなってきました。
慌てて注文しようと思った時には生地が品切れ、なんてことにならないよう
ご注文は計画的に。さて、コートフェア・オーダーシャツフェアは引き続き好評を頂いておりますが、
ついでにスーツもご注文を検討…となったときに、
例年以上に生地選びが難しくなっているように思います。
というのも今後の気候が読めないからです。
「この夏は相当暑かったがはたして秋冬はどの程度寒くなるのか」
「来年以降の気候は暑くなるとしてもどの程度なのか」。
そんなことを考えているとオールラウンダーな一着を持っておきたくなるというものです。
しかしそれを「逃げの選択」「妥協の産物」にはしたくない。
それではテンションがあがらない…。

そんなあなたにこそおすすめしたい、素敵な生地をご紹介致します。
本日ご覧頂くのはスキャバルの「ETON(イートン)」です。
この生地の世界感を知って頂くためには先に「イートン」とは何なのかについて
ご説明する必要がございます。

イートンとは、1440年に創設された英国のパブリックスクール、イートン・カレッジに由来します。
バークシャー州イートンに広大な敷地を持ち、ゴシック様式の校舎や礼拝堂、
歴史博物館など荘厳な歴史的建造物が軒を連ねています。
各界に多くの著名人を輩出し、特に過去20人の首相を出した英国一の名門校とされています。
前首相、ボリスジョンソンもイートンカレッジ出身です。

生徒は13歳から18歳までの少年約1,300人ほど、
学費は年46000ポンド(今日のレートで約833万円)に達します。
イギリスの各界指導層を構成している校友の学閥の存在が有名であり、
また独自の用語や伝統が数多く残されていることでも知られています。
「独自の伝統」として制服が「黒の燕尾服にピンストライプのズボン」であることや、
この学校だけで行われる二つの球技(イートン・ウォール・ゲームと
イートン・フィールド・ゲーム)が有名ですし、
成績上位14名は「王の学徒(King’s Scholars)」って呼ばれて
黒いガウンを羽織うことが許される…なんてルールもあります。

「伝統」「格式」「品格」に加えて「独自のスタイル」を頑ななまでに守り続ける、
それが「イートン」という言葉のイメージであると私は思います。

そんなことを踏まえて、生地をご覧ください。

生地はスーパー130’sの双糸、目付280gということで
上品さと使いやすさのバランスのよい通年生地です。
そして何よりご注目頂きたいのはこの色柄です。
攻め過ぎず、ビジネスで使いやすいトーンでありながら
他にはない絶妙な配色となっております。
この上品な主張こそ多くの英国貴族を育ててきたイートンイズムなのでしょう。

私が特に気になったのはこちらの2マーク。

微妙にラインをズラしたピンストライプですが、主張が強くなりがちな
ピンストライプに程よいリラックス感を与えており、彼らのウィットを感じさせます。

本日ご紹介した生地以外にも、たくさんのイートンコレクションがございます。

気になった方はぜひお近くのファイブワンまで

皆様のご来店を心よりお待ちしております。
ファイブワン大阪本店 中村 

【各種お問合せは下記まで】
03-6263-0688 ファイブワン銀座本店
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