こんなスリーピースも…|FIVEONE大阪本店
こんにちは
本日は11月13日。
3Pフェア開催期間も残り半月ほどとなりました。
皆様すでにご注文はお済でしょうか?
スリーピースフェアということで私もスリーピースのスナップを一枚。
1930年代のスーツを自分なりに解釈して仕立てる…をテーマに、何年か前に仕立てました。
スーツの勉強をしていると大体どこかで出会うことになる
アメリカの著名な服飾評論家のアラン・フラッサー氏が
「エレガンスの極致」「その他の時代に例を見ないスタイルとエレガンスが確立された」
「間違いなく最もエレガントなメンズウエアが生まれた」とまで評しているのがこの時代です。
細かい時代背景はまた別の機会にお話をするとして、
とにかく現代においてあまり見かけることのなくなった
特徴やディティール・仕様があり、
全体のシルエットも現代のスーツとは趣を異にしていたのが1930年のスーツです。
この時代のスーツのファンも多いのであまりテキトウなことをいうと怒られてしまうかもしれませんが、
シルエットはブリテイッシュ・スタイルの王道を行く、ドレープ感溢れるシルエットをベースに、
全体的に見ると上着はタイトめで、対してトラウザーズは現代のものに比べてゆったりとしているのが
大きな特徴だと思います。
この時代のスーツのサイズや形を今そのまま持ってきても
ただのコスプレになりかねませんので、
どういう意図でこの形になっていったのか、
どこまでなら許されてどこからがやり過ぎなのか、
胸板の薄い私が着るにあたってどうすれば無理している感じがでないのか…。
そんなことをあれこれ感がながら投入したのを覚えています。
パンツのスソ巾は25cm 股上も28cmほどあり、
ベストもこの股上にあわせて短く仕立てました。
裾のクッションの出方も普段の感覚やヒップ周りの作り方が現代のパンツと全然違い、
大変勉強になった1着でした。
ファイブワンのスタッフは皆、お客様の多様な要望にお応え日々勉強し
年々レベルアップしております。
こだわりのスーツを仕立てたいという方は是非お近くのファイブワンまで。
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