TWEED!!!!

といえば、男であれば誰もが好きであると確信しているのですが、あの優しくも厳しい母のような生地には語り切れない魅力があります。

ツイードは別名スコッチとも言われ、その名の通りスコットランドが原産でありまして、著名なハリスツイードをはじめ、多くのツイード・ミルはスコットランドにあります。

ストイックな愛好家の中には狭義のTWEEDであるスコットランド産のものしか着ないぞ、という人もあるかもしれませんが、私はアイルランドであれイングランドであれ、現物を見てヨシ！と思えばそれで良いと思っています。

さて、私事ですがハリス・ツイードの生地でコートを仕立てまして。

ポロにするかとも悩みましたが、ステンカラーコートにしました。

おおよそ、ツイードの生地にはケンプ（死毛）が混入していることが多いのです。ところどころ飛び出ている、白髪のようなアレですね。ハリス・ツイードはそれが特に顕著で、味わい深い表情を作っています。

有名なオーブ・ラベルにはキチンとシリアルNO.が入っています。

「ツイードなんて、買って直ぐ着るものじゃないよ、3年くらい軒下に干したり雨ざらしにして、くたびれた頃着るんだよ」というのは白洲次郎氏の有名な一言ですが、当時のシングル巾で織られた分厚いツイードであればもしかしたら。。過言ではないのかと想像しています。

そんなことをしなくても、いまのハリス・ツイードは出来上がったその日から着られます。

私はしばらくウキウキで通勤しております。

FIVEONE銀座店　泉

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