夏向けのスーツいえば、フレスコや2PLY、ハイツイストといった言葉がキーワードに出てきます。イギリス生地とイタリア生地それぞれに強撚の生地は存在し、面白いことに同じ強撚の生地でありながらも、その手触りや質感はそれぞれに特徴があります。その中でも毎年、必ずと言っていいほどご注文をいただくのがHardy minnis『FRESCOⅢ』です。

夏用スーツと言えばフレスコ、強撚の生地といえばフレスコ、などなど広く皆様に知られている生地であり、そのネームバリューからこのクオリティを試してみたいとお思いの方が多いのかもしれません。『フレスコ』の名前についてはググっていいただくとして、人気の理由の一つがこの透け感です。

生地を見ていただくだけでもこの透け感による通気性の良さはお分かりいただけるのではないでしょうか。夏用スーツに何を求めるのか。軽さなのか通気性なのか。後者であれば一つの基準となるクオリティだと思います。

また、生地の凹凸感を感じるザラっとしてドライな手触りは汗ばむ夏でも速乾性があり、快適に着用できそうです。伸縮性のないハリのある生地なのでシワに対しても強いです。ご注意点として、タイトに仕上げてしまうと着用感が悪くなりやすいことが挙げられます。

今シーズンご注文をいただいたフレスコ生地のスーツをご紹介致します。

ジャケットは『SHモデル』（パットや裏地を省き、芯地も最低限のハーフキャンバス、軽さを求めたモデル）を使用しています。

夏用スーツをお求めであれば、店頭にて是非お手に取ってご覧くださいませ。

福岡店
店長　吉住

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