こんにちは

本日は7月15日。

盂蘭盆会（うらぼんえ）でございます。
いやいや、お盆は1ヵ月早いでしょと思われるかもしれませんが、
かつては太陰暦の7月15日を中心とした期間に行われておりました。
明治期の太陽暦（新暦）の採用後、新暦7月15日に合わせると
農繁期と重なって支障が出る地域が多かったため、
新暦8月15日をお盆（月遅れ盆）を採用する地域が多かったのです。

こういう風に宗教の解釈や戒律を平気でローカライズしてしまう
「緩さ」に私は日本らしさを感じます。

そもそもこの「お盆」自体も、幾重にもローカライズを重ねたイベントと言えます。
まず大前提として仏教かどうかが怪しい気がしませんか。
仏教の生死感である「輪廻転生」からずれて、
死後別のモノに変わっているはずの霊がお盆に返ってくることになっているからです。
どうやらこれも、ローカライズ大好き日本人が仏教が伝来した時に
神道の祖霊信仰と混ざってしまった結果のようなのです。
しかもこの盂蘭盆会自体が仏教がインドから中国に入って漢訳された後に
儒教的な概念を入れて、当時の中国になじむように創作された経典なのです。
※そのまま仏教を入れようとすると出家して全てを捨てることを肯定することになり、
親孝行が大事な儒教とは折り合いが悪かったようです。

流れを説明しますと、釈迦の教えが口頭ベースだった為にそれらが失われないよう
弟子達が集まって話をまとめ、それらが中国に伝わった後中国になじむように変更・改変し、
その結果追加されたいくつかの経典の一つ盂蘭盆会がさらに日本でローカライズされたのです。

こう聞くとなんてあやふやなイベントだろうと思いもしますが、
何百年にもわたって先祖を敬う気持ちと信仰があり、そこに安らぎがあったなら
ルーツの正しさになんて重要ではないのです。
そんなわけで、このすごく日本的だなと思われるイベントを
今年もこっそり楽しんでおこうと思う今日この頃でございます。

 

さて、長い前置きはさておき、本日もフェアの生地のご紹介です。

今日ご紹介しますのはロロピアーナ社の　JACKET&TROUSERSです。

直球の名前の通り、ジャケット用の生地とパンツ用の生地で構成されております。

まずはジャケットの生地からです。
ヘリンボーンやツイル等ハリスツイードやムーンの
バンチで見かけるカントリー調の柄に見えますが、
ウール・カシミア混で大変ラグジュアリーな風合いに仕上がっております。
ヘリンボーンの汎用性の高いジャケットは欲しいけど
カントリー過ぎたりアダルト過ぎるのはちょっと…
なんて思われていた方には刺さる生地ではないでしょうか。

続いてはパンツの生地です。
目付400ｇ後半のしっかりとしたストレッチコットンです。
上品かつは着やすいパンツにしつつ、繊細な色味でこだわりを出してください。

最後はコーデュロイですが
Co88%,W10%,EA2%というレアな物性です。
程よいストレッチで多少タイトなシルエットでも大丈夫ですので、
若々しさを出しつつも高級感があって温かいカジュアルパンツになります。

どれも汎用的に使えて、「いつかは欲しい」アイテムではないかと思います。
いつか買うならフェア期間中が絶対にお得です。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

ファイブワン大阪本店　中村

 

 

【各種お問合せは下記まで】

03-6263-0688　ファイブワン銀座本店
06-6136-6169　ファイブワン大阪本店
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