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【生地紹介】Maison Hellard「 Sainte Victoire 」|FIVEONE大阪本店

こんにちは

本日は7月19日。
7月も折り返しを迎えていよいよ夏本番。
パリオリンピックも近づいてきました。

というわけで本日もフランスに思いを馳せて頂く為、
先週に引き続きメゾンエラールより生地のご紹介です。

本日はリミテッドコレクション、Sainte Victoire(サント・ヴィクトワール)です。
このコレクションはフランスの老舗生地商社、
ラファイエット・サルティエル・ドレイパーズの別注生地でございます。

全ての生地は目付360g、2/2ツイルのサンフォライズドリネンです。
サンフォライズド加工、つまりは防縮加工されたリネンで最初から思い切り縮んでいるので
これ以上縮みにくくなっています。
たまにデニムにも「サンフォライズ」の表記が見られることもありますがあれと同じとお考え下さい。

画家ポール・セザンヌの出身地であるプロヴァンス地方のエクス=アン=プロヴァンスが
このコレクションのテーマと思われ、コレクション名の
サント・ヴィクトワール山もセザンヌの家から近かったそうです。

メゾンエラールの生地はそれぞれの生地がの色味が「ネイビー」、「ブラウン」ではなく
世界観に沿った名前がついております。
香水や化粧品にも独特の名前をつけるフランスらしい感性だなと思います。
今回は生地名から、このコレクションの世界を感じて頂きましょう。

まずはジャルダンプロヴァンサル(プロヴァンス庭園)。
セザンヌが過ごしたプロヴァンスの庭園のイメージ。
ラファイエット サルティエルのオーナー、
ヴァージル ヴィレ氏によると「完璧なオリーブ」だそうです。

ブルーセザンヌ。セザンヌの作品に繰り返し登場する
コバルトブルーにインスピレーションを得ています。

ちなみにこちらはセザンヌの「松の木のあるサント・ヴィクトール山」

マロニエ(栗の木)はセザンヌの農家を取り囲む栗の木々からイメージされるブラウン。

イメージソースの1つでもあるセザンヌ作「栗の木とジャ・ド・ブフィンの農場」

 

シャトー・ノワール(黒い城)。
ノワールという割に黒くありませんが、これはセザンヌの作品「シャトー・ノワール」の中で、
同名の城を描いている特徴的な暗い黄土色をイメージしたとのことです。
こちらがその「黒い城」です。

ロシェルージュ(赤い岩)。
温かみのあるベージュで彼ら曰く”赤みのあるナポリイエロー”です。

イメージソースの1つでもある「赤い岩」はこんな感じです。

トワルヴィエルジュ(何も描かれていないキャンバス)。
「すべての旅の始まりの色」です。
最後はちょっと力技です笑”
しかしグレー強めのオフホワイトのようななんとも言えない色味で個人的に一押しの色です。

フランスが誇るアートの巨匠の世界感が香るリネン。
誰に気づかれるためでもない、自分だけがテンションが上がるジャケットが
欲しくなった方は是非現物を見にいらして下さいね。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。
ファイブワン大阪本店 中村

 

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