【SS生地紹介】ハリソンズ Spring Ram
こんにちは
今日も大阪は蒸し暑いです。
こんな時期でもこんな仕立て屋のブログをみている貴方は相当なスーツ好きに
違いないということで、本日はちょっとマニアックな生地のご紹介です。
ハリソンズの、「スプリング・ラム」でございます。
チェビオットウールを主とする英国原毛を50%以上使用、
2PLY、3PLYの強撚糸で目付は355gmsという、いかにも英国生地というコレクションで、
防シワ性と耐久性に関してはかなり信頼できますよ。
ちなみにチェビオット種は毛肉兼用の羊ですので、スプリングラムと言われて
お肉を思い浮かべた貴方の感はなかなか冴えています。
スプリングという名前の割には春夏に着るにはあまりに重厚で、
日本ではむしろ晩夏からが力の見せ所かと思います。
強撚糸故に通気性があるので極端に日差しが強い時期さえ超えれば蒸れずに快適ですし、
秋に着ていても見た目に寒々しいわけではないので本気で寒い日以外はお召し頂けます。
むしろ最近はオフィスは暖かく、外に行くときはコートで調節するという人も増えていますので、
ハマる人には凄く使い勝手のいいクオリティかもしれません。
暑い時はジャケットだけ脱いで持っているシーンの日本では多いですが、
急に着てもピシッと皺の無い状態に戻ってくれるので油断のないビジネスマンを演出してくれます。
まずおすすめなのが渋いながらもビジネスに取り入れやすい程よい主張の柄物です。
いろんなシャツ、ネクタイと合わせて楽しめそうな絶妙な色味です。
無地の生地でも、ペタッとしない味のある生地が沢山あります。
少しだけですが目付460gmsというかなりハードな生地もございます。
一生ものどころか、子から孫へと引き継いでもらえそうな強度となっています。
そろそろ一年も折り返しでございます。
なかなか素敵な上半期にならなかった人も今年は多いかもしれませんが、
格好いいスーツを着て下半期から巻き返していきましょう。
興味をお持ち頂けた方はご予約のお電話をよろしくお願い致します。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
ファイブワン大阪本店 中村
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