OFFICIAL BLOG オフィシャルブログ

初めてスーツを作る方へ——格好良いスーツの作り方|FIVEONE福岡店

スーツをオーダーするなら、せっかくなら格好良く仕上げたいもの。初めてのオーダースーツで迷わないために、クラシックでありながら洗練されたスーツを作るための7つのポイントをご紹介します。

1. 英国生地を選ぶ

スーツ生地には大きく分けて「英国生地」と「イタリア生地」があります。英国生地はしっかりとしたハリとコシがあり、耐久性が高いのが特徴。長く愛用するなら、適度に目付のしっかりした英国生地を選ぶと良いでしょう。英国生地特有の構築的なシルエットは、スーツをエレガントに見せてくれます。

2. ジャケットの着丈はお尻が隠れる長さにする

クラシックで格好良いスーツを作るなら、お尻がしっかり隠れる長さが理想的。しかし現代ではお尻が隠れ過ぎていると野暮ったい印象になるので、自然な着丈に調整することで、バランスの取れた美しいシルエットを実現できます。着丈が短すぎるとカジュアルな印象が強くなり、フォーマルな場面では違和感が出てしまうこともあります。

3. サイドベンツにする

ジャケットの後ろの切れ込み(ベント)には、「センターベント」「サイドベンツ」「ノーベント」の3種類があります。その中でも「サイドベンツ」は動きやすく、シルエットが美しく見えるためおすすめ。特に、クラシックなスタイルを志向するなら、サイドベンツがベストな選択です。動いたときのエレガントな揺れや、スーツのシルエットを美しく保つ効果もあります。

4. タック入りパンツを選ぶ

タックがあることで腰回りにゆとりが生まれ、エレガントなシルエットを作ることができます。特に、座ったときの快適さが増すため、長時間の着用でもストレスが少なくなります。

5. 裾巾は19cm以上にする

パンツの裾巾は、スーツのシルエットに大きな影響を与えます。19cm以上にすることで、スーツ全体のバランスが整い、よりエレガントな印象を与えます。特に、タック入りパンツと組み合わせることで、シルエットに立体感が生まれ、脚長効果も期待できます。

6. 裾口はダブルにする

パンツの裾は「シングル」と「ダブル」から選べます。ダブルにすることで、パンツの裾に適度な重みが加わり、美しいドレープが出やすくなります。また、スーツスタイルに程よいクラシック感を演出できるのもポイント。基本的には、3.5cm〜4.5cmのダブル巾がおすすめです。

7. 水牛釦だけではなくナット釦も選択肢に入れる

高級スーツには「水牛釦」がよく使われますが、もう一つの選択肢として「ナット釦」もおすすめです。ナット釦は、タグワ椰子の実から作られた天然素材の釦で、温かみのある風合いが魅力。水牛釦よりもややマットな質感です。時に水牛釦の重厚感が重すぎる場合があり、スーツの生地やスタイルに合わせて、釦選びにもこだわると、より一層洗練された一着に仕上がります。

 

初めてスーツを作るときは、何を選べばよいか迷うことも多いですが、今回の7つのポイントを押さえれば、クラシックでエレガントなスーツに仕上がります。流行に流されず、長く愛用できる一着を手に入れるために、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

福岡店
吉住