
失敗しないスーツ選びのポイント:4つの重要な考え方|FIVEONE福岡店
オーダースーツを作るとき、「色や柄が気に入ったから」「流行っているから」「価格が安いから」といった理由だけで決めてしまうと、後々後悔することになりかねません。せっかく作るなら、長く愛用できる一着にしたいもの。そこで今回は、スーツ選びで失敗しないための4つのポイントを詳しく解説します。
1. 生地を色柄だけで選ばない
スーツ生地を選ぶ際、多くの人が「ネイビーのストライプが欲しい」「グレーのチェックがかっこいい」と、色や柄を基準にしがちです。しかし、色柄だけで決めると着心地や耐久性に問題が出る可能性があります。
✓ 重要なのは「織り方」と「原毛の質」
• 平織り or 綾織り:平織りは通気性がよく夏向き、綾織りはしなやかでシワになりにくい
• 原毛の細さ:Super○○’sと表記される細番手の生地は光沢が美しいが、耐久性はやや低い
✓ TPOを考えて選ぶ
• ビジネスで使うなら:適度なハリがあり、シワになりにくい生地
• 休日用なら:カシミア混やフランネルなど、柔らかくリラックス感のある生地
生地選びは、色柄と同じくらい耐久性・風合い・シーズン性を考慮することが大切です。
2. トレンドを追い求めすぎない
ファッションには流行があり、スーツも例外ではありません。ワイドパンツやオーバーサイズのシルエットなど、時代ごとに流行がありますが、トレンドだけを重視するとすぐに古臭くなるリスクがあります。
✓ スーツは「普遍性」が重要
• ベーシックな2つ釦 or 3つ釦
• 適度にシェイプされたシルエット(流行に左右されにくい)
• スリムすぎないパンツ(極端に細いと流行遅れになりやすい)
✓ 「流行+定番」のバランスを意識する
流行を取り入れるなら、「幅広い着こなしができるか」を意識しましょう。
• 例)トレンドのダブルブレストでも、ラペル幅を控えめにすれば長く着られる
• 例)ワイドパンツが流行っても、極端ではなく適度なシルエットのものを選ぶ
長く愛用できるスーツを作るなら、トレンドに左右されにくいクラシックな要素を基本にしつつ、程よく流行を取り入れることがポイントです。
3. 安すぎるスーツは作らない
「なるべく安くオーダースーツを作りたい」と考える人もいますが、あまりにも低価格なスーツはコストカットの影響を受けやすく、満足できない可能性が高くなります。
✓ 安価なスーツの落とし穴
• 生地がペラペラ:低価格スーツは生地の質が低く、シワになりやすい
• 縫製が甘い:マシンメイドの簡易的な縫製だと、ほつれやすく耐久性が低い
• フィット感がイマイチ:パターンオーダーでも細かい調整ができないことが多い
✓ コストパフォーマンスを意識した選び方
• 一生モノなら「ハンドメイド仕立て」も視野に(着心地の良さが段違い)
• 「2着で〇〇円」などの安売りより、質を重視したオーダーを
安いスーツは一時的にはコストを抑えられますが、長持ちせず結果的にコスパが悪くなることも。長く着られるスーツを選ぶことが、最終的にはお得になります。
4. 英国生地を選ぶ
スーツ生地には「イタリア生地」「英国生地」など様々な種類がありますが、英国生地は耐久性があり、長く着られるのが特徴です。
✓ 英国生地のメリット
• ハリとコシがある:しっかりした打ち込みの生地で、型崩れしにくい
• シワになりにくい:耐久性が高く、長時間着用しても美しいシルエットを保つ
• ビジネスに最適:落ち着いた光沢と風合いで、品格のある印象を与える
英国生地はイタリア生地よりも硬めで重量感がありますが、スーツとしての完成度は非常に高いです。耐久性と品格を両立するなら、英国生地がおすすめです。
後悔しないスーツ選びをするためのポイント。
✓ 生地は色柄だけでなく、質やTPOも考慮する
✓ トレンドに流されず、普遍的なデザインをベースにする
✓ 安さだけを重視せず、コストパフォーマンスを考える
✓ 耐久性と品格のある英国生地を選ぶ
オーダースーツは決して安い買い物ではないからこそ、失敗は避けたいもの。スーツ選びに悩んでいる方は、ぜひこの4つのポイントを意識してみてください。質の良いスーツは、あなたの印象を格上げし、長く愛用できる相棒になります。
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吉住