タイトルのM.T.Mでピンとくる方は洋服通でありましょう。

FIVEONEのスーツは、Made To Measureであると考えています。

日本では、「パターンオーダー」という呼称がありますが、これについては話し手（または受け取り手）にとって捉え方、範疇にかなり差異があり、場合によってはネガティブな印象を受けることあります。

そのため、FIVEONEでは世界的な呼称である”Made To Measure（MTM)”を使うようにしています。

さて、ここからは私自身の感覚でお話をいたしますが、弊社のような制作体制は「工場製手工業」にあたります。

一方、「家内制手工業」に近いものが”BESPOKE”（若しくはフルオーダー）であります。

どちらが優れているかは買い手の予算と用途などの「条件」によって違うので、条件なしに両者を比べることはナンセンスだと考えています。

さて、前置きが長くなりましたが、実はFIVEONEのハウスネーム・タグが新しくなります。

ここに前述のMade To Measureをどうしても入れたかった。

私たちは、プライドをもって”Made To Measure”のスーツを送り出したい、そういう気持ちを込めて作成いたしました。

もう少し懐古趣味な意匠も考えましたが、仕立服は着る人の色に染まるもの….あくまでニュートラルなイメージになるようにしています。

徐々に移行する形となりますので、今後お納めしたものにこのネームが付きましたら、この与太話を思い出して頂けましたら幸いです。

FIVEONE銀座店　泉