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「式典」の革

こんにちは

本日は2020東京オリンピック開会式。
というわけで本日は「式典」のイメージにぴったりな
「エナメル革」のご紹介を致します。

エナメルというと部活用の鞄なんかにも使われている素材で、
革なのか合皮なのかもよく分からないという方も多いかと思いますが、
簡単に言えば皮革の上にウレタンの樹脂を吹き付けてある素材です。
革の上に樹脂のバリアを貼り付けているような感覚だと思ってください。

日本ではエナメル革の通称で親しまれていますが、欧米では
「パテントレザー:Patent Leather」なんて呼ばれています。
1800年代にアメリカで皮革製造業者がエナメル素材を
開発し、特許(パテント:Patent)をとったことに由来するようです。

なぜこのエナメル革が式典の革なのかというと、
タキシードに合わせるオペラパンプスに用いられるからです。
まずピカッと光ったエナメルの輝きが、フォーマルなタキシードと調和がとれ、
その美しさがより引き立ちます。
光沢だけなら普通の靴でも鏡面磨きをすればよさそうな気もしますが、
元々はタキシードを着るような場では、ただ食事をして終わりということはなく
「ダンス」がつきものでした。
そのためエナメル革の「相手のドレスの裾を靴墨で汚さない」という特性は
大きなメリットとなり、フォーマル用のレザーとして広まっていったそうです。
最近ではダンスをするようなパーティが日本で催されることは
本当に稀かと思いますが、エナメルシューズの
フォーマル&エレガンスなイメージは今でも健在です。

タフな素材に思われがちですが、実は夏の暑さにも冬の寒さにも弱く、
綺麗に保とうそするとマメな手入れが必要な素材です。
だからこそ愛着を持って頂ける靴になるのではないでしょうか。

フォーマルなエナメルシューズに興味をお持ち頂けた方は、
お近くのファイブワンまで。

ご来店心よりお待ちしております。

ファイブワン大阪本店 中村

 

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03-6263-0688 ファイブワン銀座本店
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