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春夏頑張った靴たちのシューケア

 

こんにちは。

銀座店の米山です。

 

一気に気温が下がり、秋を予感させる日々が増えてきました。

今年は埼玉にある彼岸花が綺麗な公園も公開しないようで、少し寂しい秋のスタートです。

 

さて、シーズンの変わり目という事で、靴のケアについておさらいの意味も込めて書いていきますね。

 

なにはともあれまずはブラシ

 

外で履いたものはもちろんのこと、保管していても埃は付着します。

そのままケアを始めるとほこりがそのままになってしまい、クリームと合わさってこびりついてしまったりする原因にもなります。

なのでまずはブラッシングをしましょう。

 

ブラシは馬の毛を使った柔らかいものがおすすめです。

 

 

専用クリーナーで汚れ落とし

ある程度埃が取れたら、専用クリーナーで汚れや古いクリームを落としていきます。

そうすることで、栄養がしっかりと革靴に入り込んでいきます。

この際はクロスなどを使い、拭き取っていきます。

中には保湿効果のあるものもありますので、その場合は靴の屈曲する部分には少し念入りに塗布するのがおすすめです。

 

 

 

いよいよクリーム

クリームは栄養補給の他、補色効果や艶出しも出来る万能さんです。

 

温めた方が革への浸透も良いので、できれば指の腹で塗り込んでいきます。

布を使う場合はそこまで分厚くせずに指に巻き行いましょう。

少量ずつとって薄く延ばすというのがポイントです。

革は呼吸をするので、分厚く塗り過ぎると劣化の原因にもなってしまうので注意です。

 

大量にとって一回で薄く延ばすのではなく、少量ずつ複数回やるのがコツです。

 

全体に塗ったら、豚毛の硬いブラシを使い均一にならしていきます。

コバ周辺や縫い目部分など、クリームがたまりやすそうなところはしっかりやりましょう。

 

最後にクロスを使い余分なクリームを拭き取りつつ磨いていきます。

 

このクロスのふき取りだけで、綺麗に艶が出てくれば、のちの鏡面磨きも楽になります!

 

オプショナルで鏡面磨き

靴によって鏡面が合う合わないもありますのでここは必要な方だけでOKです。

まずブラシである程度埃等を落とした後、ハイシャインクリーナーで下地を作ります。

この下地があると光らせやすいのでおすすめです。

 

そしてワックスを少量とり、薄く延ばしたのち、2滴ほど水を垂らし円を描くように磨いていきます。

これを繰り返していくと段々と引っ掛かりが無くなっていきガラスのように光ってきます。

 

もういいかな?というところで不織布やストッキングなどでさらに磨けばピカピカになります。

 

 

今日ご紹介したようなケアは頻繁にやらなくても大丈夫ですが、ブラッシング等は日頃から行う事でハードなダメージを防ぐことが出来ます。

また、デイリーケアもやることでちょっとしたキズ等の変化に気づくようになりますので、大きな破損の前にリペアの先手を打つことが出来ます。

 

せっかくの革靴ですから長く履けるようお世話をしてあげましょう。