靴底の話し
こんにちは。
ファイブワン銀座本店の米山です。
今年は一段と残暑が長く厳しい年ですね。
湿度も高い日が多く、なかなか気持ちのいい秋の陽気とはいかないですがいかがお過ごしでしょうか。
私はというと、何度目か分からない焼き菓子ブームが到来しまして、フライング気味に食欲の秋を堪能しております。
閑話休題。
今回は靴底のお話しを。
ザックリと、底材には二つあります。
・レザーソール…紳士靴のスタンダード。革底。
・ラバーソール…カジュアル靴のスタンダード。ゴム底。
昔は「見た目が良くない」と言われていたラバーソールですが、最近のものはスマートなものも多く、
昔ほど野暮ったく感じないものがビジネスだと好まれます。
それぞれの長所・短所を見ていきましょう。
メリット
レザーソール
見た目の高級感と、通気性の良さ。この二つが大きな特徴のレザーソール。
靴自体のスマートな印象というものがより反映されたルックスになります。
その上皮革ですので、通気性に優れ、革靴によくある蒸れなどもかなり防いでくれます。
耐熱性にもすぐれるため、真夏のアスファルトを歩く際も比較的快適な履き心地をキープしてくれるのはありがたいのではないでしょうか。
ラバーソール
高い対候性と履き始めからの足馴染みの良さはラバーソールの魅力です。
レザーに比べ防水性が高いので、雨に強く、グリップも効くため滑りにくいので、慎重に歩く必要もありません。
また、履き込んで育てていくレザーソールと違い、そのクッション性と屈曲性により履きはじめから歩きやすいのも魅力的です。
デメリット
レザーソール
水に弱く、滑りやすいのが大きなデメリットです。雨の日など濡れた後はしっかり乾燥させて、ケアをしてあげる必要があります。
最悪の場合カビが生えてしまうこともあります。
滑りが気になる場合はハーフラバーの処理をするのもお勧めです。
ラバーソール
雨に強い反面、通気性が悪く蒸れやすいのがラバーソールの宿命です。
また、フォーマル度はレザーソールに劣りますので、かしこまった場ではレザーソールがお勧めです。
オーダーの際は是非着用のシーンなんかをお聞かせください。
スタッフが一緒に最善の仕様を考えます。