半裏仕様でわかる仕立ての手間暇

2016-03-24 15:27:56  大阪店  by fiveone051

こんにちは。

 

ファイブワン大阪本店の本間です。

 

春夏シーズンがスタートしまして

 

心地よさや生地との相性を考え

 

半裏仕様をオーダーされるお客様も多くなってまいりました。

 

本日はその半裏仕様を詳しくを紹介します。

20160324hanura01_R.JPG

※ジャケットを裏側にして着せています。

 

半裏仕様では身頃部分の裏地が

 

前身頃の半分と後身頃の上半分のみに使用されます。

 

身頃全てを覆わないため

 

通気性がよく、生地のポテンシャルを最大限発揮出来、

 

夏用のスーツやジャケットで多く採用されています。

 

身頃と裏地は少し特殊な留め方で処理されます。

 

糸をある程度の長さの鎖のようにして留めることから

 

鎖(くさり)と呼ばれています。

 

20160324hanura02_R.JPG

 

背中中心では2.5cm、脇では1cmと

 

必要な可動の大きさによって異なります。

 

この仕様によって、着心地を損なわず

 

強度も保ちながら、裏地を止めております。

 

20160324hanura03_R.JPG

 

また、前裏は奥まつりという留め方で

 

前身頃の生地を少しだけすくっています。

 

どちらも繊細で手間のかかる重要な仕様です。

 

ただこの手間を省いてしまえば、

 

着心地に大きくかかわります。

 

 

是非、店頭でご確認くださいませ。

posted by admin at 15:27 |

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